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2012年7月20日 (金)

神経質礼賛 807.人前で緊張しないお茶?

 昨日、帰宅して(毎日新聞)夕刊を広げた。最後のTV番組欄が載っているページ3分の2を占める見慣れない宣伝があって思わず読んでしまった。「人前で緊張しない人になりたい!!」「アスリートを考えたお茶が今、注目されている」という見出しがあり、フリーライターが書いた「なぜ、日本人は緊張しやすいか??」というコラム風の文章もある。

 書いてあることは、露骨に薬効をうたったものではないし、よくあるような怪しげな医師の推薦文はないから、この種の広告にしては、まあまともだと言えよう。成分は南インドの紅茶ニルギリをベースにディル、カルダモン、マンネンロウ(ローズマリー)高麗人参、イチョウ葉エキスといったハーブ・生薬類、さらには乳酸菌が入っているようなことが書いてある。いわば寄せ集めの健康食品ということになるだろう。価格は30日分5250円なのだそうだ。全国紙の夕刊にこれだけ大きな広告を出すのには数百万円単位の費用がかかるはずで、それだけ需要を見込んでのことだろう。


 緊張しない人はいない。日本では「あがり症」を自覚している人が2人に1人いる、という説もある(
411話)が、実際はそこまでいかず、人前を強く意識して苦手としている人は1-2割だろうと私は推測している。たとえ、プロのスポーツ選手でも俳優さんでも大歌手でも本番前は緊張している。しかし、緊張が足りない時にはかえって大失敗をしやすい、という話もある。緊張は自然な心身の準備状態なのである。そして一時的にあがることもあるだろうけれども、体を動かしたり、声を出したりしているうちに、普段の自分を取り戻して実力を発揮しているのである。


 かくいう私はこの歳になっても人前では緊張し、赤面し、あがる。けれども緊張やあがりがずっと続くわけではなく、そのまま仕方なしにやっているうちにいつの間にか普段の自分に戻っている。今のままで十分だ。神経質で良い。人前で緊張することなく無神経な放言をする政治家のようになっては困る。広告の「人前で緊張しないお茶」は私には不要である。

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