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2012年10月22日 (月)

神経質礼賛 838.フィルムの劣化

 前々回、昔撮った写真のネガフィルムに退色がひどいものがあると書いたが、大学や企業などではネガフィルムやマイクロフィルムの劣化が深刻な問題となっているという。109日付読売新聞には「劣化進む写真フィルム 「歴史の記録」保存・活用を」という見出しの記事があって、有名写真家の作品を保存している国立近代美術館のフィルムセンターの話が書いてあった。そこでは室温10℃、湿度40%の収蔵庫にフィルムを保管しているが、高温多湿ではフィルムの加水分解が進み、「ビネガーシンドローム」と呼ばれる現象が起きて修復不可能な状態まで劣化するそうだ。日本では写真家の歴史に残るような作品のフィルムが適切に保存されておらず貴重な文化遺産が失われてしまうと指摘している。


 ビネガーシンドロームという現象は、特にモノクロネガフィルムで著しく、酢酸臭とともにフィルムが湾曲してワカメ状になり、最後にはストロー状になってしまう。図書館や博物館や大学や企業で保存されているマイクロフィルムでもこの現象が起こり始めて貴重なデータが失われつつあるという。そういえば、電子カルテになる前の大学病院では年数が経った紙カルテはマイクロフィルムに保管されていたけれども、そうした情報もこのままでは失われてしまうおそれがあるだろう。


 私たちが家族を撮ったようなフィルムは大して重要とは言えないかもしれないが、思い出深いものである。ネガを保管しておけば大丈夫だとずっと思い込んでいたけれども、通常の保管状態ではネガフィルムの寿命は意外と短いものだった。「
100年プリント」と謳っていたプリントも怪しいものだ。ネガでもプリントでもよいから、時間がある時にスキャナに読み取らせてデジタルデータとして残しておくに限る。そして長期保存にはCD-RやDVD-Rは適さない。神経質人間としては、信頼度がより高いCD-RWやDVD-RWに書き込むとともにハードディスク上のデータもバックアップを取って複数のメディア上に残しておきたいところである。

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