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2012年10月26日 (金)

神経質礼賛 839.姉がいる男性は結婚に有利?

 1018日付毎日新聞夕刊第2面に「結婚するならお姉ちゃんがいる男性!」という見出しの記事があって興味をそそられて読んだ。「幻想抱かず♡上から目線に慣れ♡顔色を読む・・・」という小見出しもあり、おもちゃメーカーのタカラトミーと学芸大関連NPOの共同調査による分析があった。姉がいる男の子は小さいときから人形ごっこやままごと遊びに付き合わされるから、ロールプレイングゲームを長い間やっているうち知らず知らずに女性とうまく付き合う方法を身に付けていく。姉からの命令には慣れ、上手に甘える術を会得する。そして、身近なところで女性の日常を見続けていると女性に幻想を抱かなくなるという。なるほど、一理ある。そうなれば、女性との付き合いもうまくいきやすく、結婚につながりやすいし、結婚後も上手にやっていけそうである。確かに中学、高校時代のモテ男くんたちを思い出してみると、2、3歳上のアネキがいるケースが多かったような気もする。私は男だけの兄弟の長男だったから、どうも女性に対する免疫ができていなかった。対人恐怖もあったけれども、特に女の子の前ではフリーズしてしまう傾向が強かったと振り返る。記事の中に、人は生まれてくる順番で性格がかなり違う、という作家の島田裕巳さんの発言があった。姉がいる長男だと、一家の注目度が高く、姉から可愛がられ、気楽に甘えながら育つから、モテやすい性格になるという。「一姫二太郎」は親が育てやすいばかりでなく、こんなメリットもあったのか。


 
 性格の根本的な部分はかなり遺伝的に決まってしまうが、それに加えて親の養育態度や育った環境の影響も受ける。親が神経質だと、遺伝的に伝わる部分に加えて神経質な養育態度により、子供は神経質になりやすい。特に最初の子供だと、親も初めての経験だから、心配なので細かい注意を与えるから神経質になりやすいだろう。とはいえ、親の性格は選べないし、生まれる順番も選べないし、親の養育態度や育った環境も後からではどうにもならない。そこで親や境遇を恨んでも始まらない。神経質だとモテにくいけれども、神経質には神経質の良さがある。それを生かして幸せになることはできるのである。最後に森田正馬先生の言葉を記しておこう。


 
 男ぶりの悪い事も、同類を求めるとなかなかある。古今の偉人・天才にも多い。とくに失恋の結果、男ぶりを取りつくろう暇に、自分の実力をもって勝とうと発心して、偉い人になったのはいくらもある。神経質に生まれたという・たったそれくらいの事を喜んだり悲しんだりするのは手遅れです。浅薄で軽率です。 (白揚社:森田正馬全集 第5巻 p.735-736

 

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コメント

突然申し訳ありません。恥ずかしく、重い話で恐縮なのですが・・

書かれてある通り、私は親、特に母の性格の気性の激しさをはっきりと受け継いでいます。母は、戦中に離婚した気の荒い祖母と、5人姉妹の次女として、貧しさのどん底を生きてきました。結婚してからも、父は良い人ではありますが、お金には無頓着ですべての苦労は母が背負っていました。今も激しい人です。子育て中は、愛情豊かな半面、暴力に近い叱責を受けたこともありました。思い返してみると、私は幼いころから神経質の極みでしたし、友達に対しても乱暴になることがありました。母を恨んでいるわけではありません。時々複雑な気持ちになりますが、愛しています。母の人生を思うと、気性の激しさがなければとても生きてはこれなかったでしょう。

私は今はもうかなり良くなっています。周りの人異常とは映っていないと思います。只、自分ではときどき苦労します。仕事上の上司であろうと徹底的に争うし(後悔しなければかっこよいのですが、仕返しされて落ち込みます)、何もかも嫌になると睡眠薬とか安定剤を何錠かもわからずに飲んでしまいます。とにかくこの苦しみから解放されたくなるのです。死ぬ勇気もないくせに、と思うと診てもらっているお医者さんにも言えません。

私の家族も一姫二太郎で、弟は神経質だけれども、そこを生かして、慎重で、優しく、社会的地位もある立派な男なのです。

 コメントを読ませていただきました。
 お母様は極めて厳しい環境の中を生き抜いて、子供たちを立派に育ててこられたのですね。「暴力に近い叱責」というのも、強い愛情があればこそだったのではないでしょうか。あなたもお母様に甘えることができず、辛い思いをしながら耐えて、一人前になられたのは立派なことです。また、弟さんの健全な成長の上であなたが大きく貢献してきたことは間違いありません。神経質人間は自己評価が低くなりがちですが、あなたは今まで十分にがんばってこられたのだと思います。森田療法の考え方で、辛くても気分はともかく今ここで踏ん張って行動する、一歩前に出てみる、ということを積み重ねていかれれば、さらに進歩していかれるものと思います。

四分休符先生

お返事、ありがとうございます。お陰さまで、頭、首、肩の力が抜けていくのがわかります。
自分を見捨てないでいきたいと思いました。

                合掌

こんにちは。
神経質の人は、自分ではタブーと考えていることを、他人が簡単に破ってしまうと、傷ついて、また、その人に腹を立てることが多くありませんか?
タブーを守ることで自分らしさを保っているようでもありますが。
だけど、それが多いと、生きて生き辛いでしょうね。
(すみません。今回のタイトルとはあまり関係ないコメントで、恐縮ですが。)

hagino様

 「自分ではタブーだと思っていること」が社会通念からみて普遍性のあることであれば、問題はないでしょう。それを破る人には腹を立てるのは当然です。しかし、自分だけのローカルルールのタブーだと、単なるこだわりに過ぎないし、強迫症状にみられる合理性のないタブーということもありえます。
 ルールはきちんと守らないと気が済まないのが神経質の良さでもある反面、やりすぎると疲れてしまう。おっしゃるように生き辛いということにもなりそうです。タブーはほどほどにした方がいいでしょうね。

こんばんは。
コメントありがとうござます。
おっしゃる通りですね。
ほどほどに、その匙加減が悩ましい限りで。
ちなみに、こちらのブログ、お気に入りに登録しているのですが、登録した時のタイトルは、20話の葛根湯医者~でした。
 漢方薬にはまっていた時期だったのでしょう。最先端の医療技術でも治せない病が漢方薬で完治!そんな宣伝文句に踊らされていましたが、少し勉強して、薬は表、毒は裏。よく効く薬は副作用もきつい。と思うようになりました。
万病の薬、不老長寿の妙薬、医療に携わる方々の永遠のロマンではあるのでしょうが。
ほどほど。
どこらで妥協するかが、難しいものです。

hagino様

 当ブログ開始の頃からお読みいただいていたのですね。どうもありがとうございます。

 私たち神経質は、つい白か黒か決めたがってしまいますけれど、どんなことも一長一短であって、絶対に良いものなどありません。何でも「良い加減」が大切ですね。薬も効果が大きいものはそれなりの副作用があります。

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