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2012年11月12日 (月)

神経質礼賛 845.正倉院展

 ここ2週間ばかり、秋らしい快適な日々が続いている。年々夏が長くなり、体感的な秋は正味1か月といった感じがする。今週からは冷え込んできて冬に入っていくようだ。私は先週末に奈良の正倉院展に行ってきた。以前から一度行ってみたいと思いながら、なかなか行く機会がなく、今回初めてである。例によって日帰り旅行である。

早朝の新幹線に乗って京都駅に8時到着。近鉄に乗り換え、大和西大寺でさらに各駅停車に乗り換えてまずは薬師寺へ。国宝三重塔は修復中だった。修学旅行生たちを前に僧侶が話をしていて、時々大きな笑い声が起こる。自分の中学や高校の修学旅行を思い出す。玄奘三蔵院の大唐西域壁画殿には仏像の代わりに平山郁夫画伯の壁画が祀られている。寺の人が説明してくれた。正面中央に描かれたヒマラヤの山々が仏の象徴で、天井に描かれた太陽と月は日光菩薩と月光菩薩を表すそうだ。訪れる人はまばらで、静かに壁画を楽しむことができた。

再び近鉄に乗り、奈良へ向かい、奈良町で早めの昼食。読売新聞の正倉院展サイトに散策コースの見本があって、それをプリントアウトしておいたものを参考に歩く。古い町家が立ち並び、とても風情がある。あちこちに魔除けの猿の人形がぶら下がっていて面白い。奈良町のはずれの春鹿酒造に寄り、利き酒を楽しむ。つい、吟醸超辛口の4合ビンと300mlビンを1本ずつ買ってしまい、次の志賀直哉旧宅へと坂道を上る足取りが重くなる。さらに新薬師寺の仏たちを見てから歩いて国立博物館へと向かう。

入場待ちの長い行列に並び、45分待ちと言われたが、35分で入ることができた。館内は大変混雑している。青、黄、緑などの美しい色ガラスで作られた双六の駒が印象に残った。今回公開された中の目玉と言える瑠璃杯と四弦の螺鈿紫檀琵琶の前は黒山の人だかりだった。こうした品々は神経質だった聖武天皇(412話・拙著P.221-222)が愛用したものだ。いずれも驚くべき高い技術で作られたものであるが、1200年もの間それらを大切に保管し続けて今に伝えた神経質も賞賛したい。

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コメント

 先生、こんばんは。秋は旅心がそそられますね。

 念願の正倉院行きが叶い、とてもステキな旅行をされたようで良かったですね~。私もむかし秋の奈良を訪れたことがあるのですが、大仏、鹿さんたち、唐招提寺、薬師寺、法隆寺、ゆったりとした奈良の雰囲気、そのときの自分自身のことなどいろいろなものが胸によみがえってきました。また行きたなぁと思います。

 私も散歩が好きなので、今回の奈良も、ブログ内の他の旅行記・散策記も楽しませてもらっています。また何処かへお出かけされたら是非お聞かせ下さい。

anxiety様

 コメントいただきありがとうございます。

 考えてみると奈良へ行ったのは30年ぶりです。京都からさらにJRか近鉄に乗り換えて1時間近くかかる、となるとちょっと気後れして意外と行く機会がありませんでした。奈良の街中は高い建物も少なく、ゆったり感があって、いいなあ、と思いました。帰りの近鉄電車の車窓からはライトアップされた大極殿がよく見えました。「また来てね」という挨拶のように思えました。

四分休符さん、こんばんは。
奈良に来られたのですねえ。
奈良には仕事の関係で3年間勤務していました。
奈良市内の中心部のあたりに職場があり、正倉院展の時期には毎年見に行っていました。
すごい人混みですが、宝物は素晴らしいものばかりで見入ってしまいますね。
薬師寺、新薬師寺、奈良町も懐かしいです。
今度は神戸にお越しくださいね。
お待ちしております。

スローライフ様

 コメントいただきありがとうございます。

 3年間奈良にいらっしゃったのですね。いろいろな寺社に行かれて仏像を御覧になられたことと思います。正倉院展はTVの日曜美術館などの番組でハイビジョン画像を見ることができますが、実際に肉眼で見たスケール感も大切だと感じました。

 今は散策に絶好の季節ですね。スローライフ様のブログを拝見していますと、神戸の魅力がよく伝わってきます。遠出は年1、2回ですが、神戸も行ってみたいです。

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