フォト
無料ブログはココログ

« 神経質礼賛 863.地蔵いろいろ | トップページ | 神経質礼賛 865.消費期限と賞味期限 »

2013年1月11日 (金)

神経質礼賛 864.椿

 昨日の午後は休みを取って、退院(859話)後最初の受診に行った。駅からは10分おきに県立総合病院行のバスが出ている。駿府城外堀を半周する大回りのルートなので病院までは30分ほどかかる。街路樹が寂しげなこの時期、鮮やかに咲いていて目を引くのが椿の花である。バスの車窓からあちこちで見かける。椿の花は落ちる時にはまるで首が折れるようにハデに花全体が落ちるため、縁起が悪いということで病院のお見舞いには絶対にいけないのだそうだ。江戸時代には一部の武士に嫌われたという話もある。しかし、石庭の白砂や苔の上に落ちたり池などの水面に浮かんだりする椿の花はとても風流でいいと思う。

 頭部CTを撮ってもらってから外来診察を待つこと2時間あまり。入院中主治医だった先生は病棟の受け持ち患者さんの急変のため緊急手術に入ってしまい、結局他の先生の外来に回った。ほとんどいつも病院に詰めているような先生で、病棟と救急をこなしておられるので、若いとは言え無理をされなければいいが、と気になる。入院中のCTに比べると血腫はやや縮小していたが、まだまだ結構大きい。この状態で生活しているのかと思うと、神経質の小心者ゆえビビってしまう。もっと消退していることを期待していたのだが事実はそうなのだから仕方がない。元が大きかったので吸収されるまでには時間がかかりそうだ。それでも、退院した時よりは改善しているのだから、と気を取り直す。仕事をしながら規則正しい生活を送り、自然治癒力を高めて治るのを待つ。神経症の治療と大差ない。「求不可得(求めて得べからず)」解決を求めてあせっても道は開けない。時がすべてを解決してくれる。

 この次に受診する頃には梅が咲き始めていることだろう。春が待ち遠しい。それまでは椿の花を楽しむとしよう。

« 神経質礼賛 863.地蔵いろいろ | トップページ | 神経質礼賛 865.消費期限と賞味期限 »

コメント

先生、こんばんは。

先生はご自分のお身体に心配があるのに、主治医の先生のご心配もされておりますが、最近、私はそういうことが日常生活では大事で、一人前の大人はそれが出来る、と考えるようになりました。そして、私にもそんな面が少し出てきたような気がしています。これからも、先生のブログを楽しませて頂いたり、周りの良い大人をよく見て、神経症の小児的なところを直していきたいと思います。

先生、せめてものお見舞いに、私の好きな椿(寒椿)の句をご紹介致します。私に寒椿の句がないのがくやしいです(笑)。

<冬椿落ちたる音もなかりけり>鷲谷 七菜子
<飲食に倦むときのあり寒椿> 森 澄雄
<火はわが胸中にあり寒椿>   角川 春樹

先生お見舞い申し上げます。

14(月)、15(火)の
18:00~18:50 NHK BS1で

「すばらしきサカナの世界 人と魚類の10万年」前・後編の再放送があります。

お酒がいけて、甘いもんも好きな先生は
健啖家でしょうから、これはかなり楽しめると思われます。

わたくしは後編を見ただけで、今回の前編を
楽しみにしておりますhappy01

anxiety様

 椿の句の御見舞をいただき、ありがとうございます。
 やはり椿の花は音もなく全体が落ちるものなのですね。寒椿だと冬、花椿だと春の季語、俳句はなかなかむずかしいです。最後の角川さんの句、火とは激しい恋心なのか、それともすでに「火宅の人」状態なのか、などとあれこれつまらぬ憶測をしてしまいます(笑)。

たらふく様

 コメントいただきありがとうございます。
 2日分、ビデオ予約入れておきました。食文化を話題にしている番組らしいので、楽しめそうです(すばらしき「肴」かも)。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 神経質礼賛 863.地蔵いろいろ | トップページ | 神経質礼賛 865.消費期限と賞味期限 »

最近のトラックバック

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30