神経質礼賛 873.今年のインフルエンザワクチンはハズレ?
寒さと乾燥のためか、全国的にインフルエンザが猛威を振るっている。先週末、厚生労働省が「インフルエンザは警報レベル」と発表し、流行がピークを迎えているとして注意を喚起している。昨日のニュースでは県知事がインフルエンザでダウンしたということだ。
毎年、勤務先では11月頃に入院患者さん全員と職員全員にワクチンを打っている。幸い、患者さんは外部との接触が少ないこともあって、今のところインフルエンザ発症者はおらず、職員の感染もごく少数に留まっているが、職員の家族では「ワクチンを打ったはずなのにインフルエンザにかかってしまった」という話をよく聞く。ワクチンはその年度に流行しそうなウイルス株を予測して、それに対応するものが作られている。「今年のワクチンはハズレだったのではないか」という声が上がっている。
しかしながら、そういう話は毎年出ているような気がする。そもそもワクチンを接種して予防できるのは製薬会社の文書によると60%程度なのだそうである。ワクチンを接種しなくても抵抗力があって、発症しない人もいる。それならば、打たなくていいじゃないか、という人もいるだろうけれど、かかっても軽症で済むことが期待できるし、多くの人がワクチンを打っていることで、大流行が避けられることが期待できる。防げる率が60%だとしても病院や高齢者施設では全員ワクチン接種はしておくべきところだろう。つい最近、「患者さんの体調を考えて」という理由で入院患者さんのワクチン接種をしていなかった病院でインフルエンザによる死者が3名出たという新聞記事があった。そうなってからでは遅い。
神経質人間としては、外出時のマスク、帰宅時の手洗い・うがいをしっかり行って備えたい。
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免疫力をつけて身体がウイルスに感染することを何とか避けたい。
同時にパソコンがウイルスに感染することも避けたい。
gooブログにアクセスすると、ウイルスに感染することがあるから、近寄らないことが望ましい。
URLがblog.gooで始まっている。また角の中にgが入った赤いマークが付いている。
ウイルス対策ソフトがパソコンに入っておれば問題ないと思われるが、念のため。
君子危うきに近寄らず。
投稿: うなぎ | 2013年2月 6日 (水) 11時05分
うなぎ様
コメントいただきありがとうございます。
体の免疫力を付けてウイルス感染を防ぐのと同様、パソコンのウイルス予防対策も大切ですね。パソコンも厄介なウイルスにかかると、データ復元と再セットアップとすべてのソフトのセットアップに丸1日かかってしまいます。危うきに近寄らずのつもりで安全と思われるサイトでもやられてしまうことがあります。神経質をフル稼働して対応する必要があります。
投稿: 四分休符 | 2013年2月 6日 (水) 21時45分
こんにちは。毎年ワクチンは予測して作る様ですが、60%の予防率は以外と立派な数字に思いました。同居する後期高齢の親は己の身を守りたいのか、恥ずかしながら私に費用をよこすので毎年接種しています。この冬は大人の患者も多いと聞くので、まだまだ油断できませんね...。
追記:四分休符様はかつて蒲田にお住まいだったとか...。私は隣の大森で生まれ育ちました。以前に当ブログで震災後の液状化と「さんずい」の地名の話を読みながら、この辺りは池上やら蓮沼やらユルユルの地名ばかりなので、すっかり降参しました(笑)
投稿: kazu | 2013年2月 8日 (金) 13時03分
kazu様
コメントいただきありがとうございます。
私の母は予防接種はいらないと言ってしないんですよ(笑)。自分の子供には注射しています。一人は注射慣れしていて何でもないのですが、もう一人は大騒ぎです。
蒲田には1年間住んでいました。その後、会社員時代に大型コンピュータのシステム設計の講習を受けに、何度か蒲田の富士通システム研究所に行ったこともあります。その時に泊まったホテルの温泉が黒い色でびっくりしました。この黒い温泉は有名らしいです。
江戸の街を作る前は湿地や海岸だった所が多いはずですが、関東大震災の被害が少なかった地区もあるので、「サンズイ」地名がすべて危険というわけでもなさそうですね。
投稿: 四分休符 | 2013年2月 8日 (金) 21時16分