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2013年5月20日 (月)

神経質礼賛 907.トコロテン

 普通、カレーライスやハヤシライスにはサラダが付き物である。ところが、勤務先の病院ではサラダの代わりにトコロテンが出ることがある。酢醤油がかけられ、トッピングは青海苔で、器の横に辛子が付いている。長年の習慣で、何とも思っていなかったのだが、よく考えてみると不思議な組み合わせである。カレーやハヤシにトコロテンが付いてくる食堂は皆無なのではなかろうか。近くの伊豆地方がトコロテンの原料・テングサの産地なので、地産地消ということなのだろう。トコロテンは関西地方では葛きりのように黒蜜をかけて、さらには果物といっしょに食べるのだそうで、どちらかと言えばカレーやハヤシの後には関西風にデザート感覚で甘味系にしたら良いのでは、と思ったりもする。

 トコロテンの大部分は水分で栄養価はほとんどないけれども、腸内で消化されない食物繊維による整腸作用が期待できる。自然のダイエット食品としてもっと注目されてもよいのではなかろうか。


 
 トコロテンという言葉からは「ところてん式」という連想が働く。ところてん式に進学し、ところてん式に卒業する、というように、何も勉強しないまま押し出されてくる高校や大学の卒業生を揶揄する言葉である。学校ならばところてん式に出てきても一応は卒業証書がもらえて高卒とか大卒として処遇されるメリットはある。しかし、神経症の治療法である森田療法は、たとえ入院しても、ただやったというだけではダメである。ところてん式に退院しても実生活に戻ったら何も変わっていなかったということになってしまう。たまに、あちこちの森田療法施設に入院していて、あれこれと施設の批評をする人がいるけれども、大切なのは理屈ではなく本人の実際の行動である。実生活の中で森田療法の考え方を実践する・・・症状があってつらくてもやるべきことをやっていく・・・ことができれば、本物なのである。

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コメント

 先生、こんばんは。

 カレーとさっぱりしたところてんは合うだろうと思います。今度カレーを作るとき、私もサイドディッシュはところてんにしてみます。昨年の「なすと豚のおろしソーメン」もおいしかったし、先生のお勤め先の職員食堂は優秀そうですね。

 お母様のお具合はいかがでしょうか。手術とはお気の毒でした。とても活発そうなお母様、早く良くなられるとよいですね。私の母も、膝や足の指が痛くて長いこと通院していましたが、「痛い、痛い」と言いながらも野良仕事はバンバンするし、毎日40分の散歩は欠かさないし、ボランティアはするし、じっとしていません。昔の人は強いですね。

 887話で、「時間が経ってから名句のネタになるかもしれませんよ」と慰めて頂きましたね。そのとき詠んだ桜の句が、名句ではないですが、たくさん褒めてもらいました!東京で3回も電車を乗り過ごすほどふらふらでしたが、苦し紛れでも詠んでよかったです。

anxiety様

 コメントいただきありがとうございます。

 実は桜の句ができていたのですね。「ダメだダメだ」と言いながらいい仕事をするのが神経質です。ところてん(心太)も俳句の世界では夏の季語でしたね。涼しげなところてんを食しながら、一句ひねっていただけましたら幸いです。
 anxiety様の母上同様、私の母も足が痛くても「何のこれしき」と片道3km位の所は歩いて往復し、ボランテイア活動に心血を注ぎ、夏場は庭の木々に何往復もバケツで水を撒き、草取りは欠かさずやっていました。この無茶が関節の悪化を早めてしまったようです。ご心配いただきありがとうございます。手術自体はうまくいったようですが、どこまで歩けるようになるかは不明です。anxiey様もくれぐれも母上をいたわってあげて下さいね。
 

「実は桜の句ができていた」のではなく、あのように慰めて頂いたし、せっかく散歩に出かけたのだから何かは詠まなきゃ、と思ったのです。ボーっとしていてもそれなりに感動はある訳ですし、吟行の際に感じたことをなんとか句にしました。

「心太」の句、喜んでトライします!!ありがとうございます。私は定期的に俳句誌に投句しているのですが、未発表の句であることがルールなので、先生に聞いて頂けるのはその結果がわかる夏の終わり頃になってしまいます(涙)。また、何も言ってこない場合は、「落選したのだな・・下手だったんだな・・」と思って下さいね。

私の俳句にも、食べ物シリーズがあるんですよ(^.^)

<メールでは大胆な人さくらんぼ>

<将来を強気に語り冷し酒>

anxiety様

 食べ俳句 食べておいしく 句も楽し、でしょうね。たとえ投稿して採用されなくとも、自分が楽しめて仲間が喜べば、こんなによいことはありません。
 メールになると大胆になったり、お酒が入ると強気に将来を語り出す、といった神経質人間はよくいるものです。私の場合は、お酒が入ると、後片付けと食器洗いに精を出す、変な神経質です(笑)。

 先生、こんばんは。あっという間に秋になってしまいました。今、急に降り出した雨に虫の声が消されました。虫は鳴くのを止めたのでしょうか、それとも人には聞こえずとも鳴き続けているのでしょうか。

 ちょっと季節がずれたのが気になるのですが、私の句を紹介させて下さい。


<夜の風に酢の香のまじり心太>

anxiety様

 コメントいただきありがとうございます。

 いいですねえ、秋の到来。私が住んでいる所も、先週、2日ばかり、朝夕が涼しくて秋の虫の声がしていましたが、また、熱帯夜プラス昼間は35℃超え(昨日は37℃!)に戻ってしまいました。年々夏が長くなる一方で秋が待ち遠しいです。
 雨だと虫の声が聞こえなくなる理由・・・どちらでしょうねえ。鳴くのを止めるのか、それとも鳴き続けているのか。私にもわかりません。羽に水が掛っては、音が出にくいということはありそうです。
 心太の句、こちらにも風に乗って酢の香が広がってきそうです(笑)。

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