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2013年5月25日 (土)

神経質礼賛 908.聖福寺

 23日・24日と博多で開催されている日本精神神経学会に参加してきた。長時間にわたり学会場に釘付けされているので、福岡観光は難しい。神経質人間だった菅原道真(381話)ゆかりの太宰府へ行ければなあ、と思ったがその時間もなかった。それでも、どうしても行きたかった福岡市博物館には行くことができた。ちょうど日本最初の禅寺・聖福寺の寺宝の展示が行われていたからである。その中には仙厓さん(90・238話)のコーナーがあって、禅画や書や愛用品が展示されていた。仙厓さんの画を見ていると、ほのぼのとした心持ちになり、ついつい笑いがこぼれる。虎を描いてもどこか可愛らしい。いつまでも見ていたくなる。仙厓は荒れ果てていた聖福寺を中興した人でもある。「死にともない(死にたくない)」を繰り返し言って死んでいったと伝えられる。これは森田正馬先生も同じである。仙厓が亡くなる前に書き残した書があって、「来る時来る処を知り 去る時去る処を知る」と書かれていた。仙厓さんは、よく生きよく死んでいったと言えるだろう。博物館の常設展には倭の奴国の金印や黒田家の財宝が展示されていて、中学生の団体が見学に来ていた。

 学会の帰りに博多駅近くの聖福寺に寄った。観光寺院ではないから街中なのに静かな空気が漂っていた。夕方で、横の保育園に、子供を迎えにお母さんたちがやってくる時間帯だった。子供たちのシアワセ感が伝わってきた。

 

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コメント

 先生、こんばんは。学会へのご参加、お疲れ様でした。お忙しい中でも、お好きな仙崖さんの画などをみることができてよかったですね。私もいつか出光美術館で鑑賞してみたいのですが。
 最後に書かれている情景、「子供たちのシアワセ感」・・・、ジンときました。そして、仕事が終わると、自転車を飛ばして弟を保育園に迎えにいっていた母の姿を思い出しました。

anxiety様

 コメントいただきありがとうございます。

 常設ではありませんが、出光美術館で仙厓さんの所蔵品を展示することもありますので、所用で東京に行かれる際にはホームページをチェックされるとよろしいかと思います。有楽町駅から近いですし、美術館から見る皇居の景色もすばらしいです。

 保育士さんたちが一生懸命に子供たちの世話をしてくれているわけですが、子供たちにとってはやはり家族、特にお母さんのお迎えの時が一番うれしいだろうなあ、と思います。自転車を飛ばして弟さんを保育園に迎えに行ったお母さん。きっとanxiety様の時もそうだったのだろうと思いますよ。 

先生、こんばんは。

はい、生まれたときからこの年になるまで、私は母にとても愛されています。私は母の積んできた徳で生きていると思っています。それなのに、いくら精神状態が乱れたからと言って・・・・・、悔んでいます(先生は最初からご存じですものね)。

anxiety様

 誰でも親にひどいことを言ったり恨んだりしたことはあるはずです。特に神経症の症状にとらわれているような状態では、自己中心的な差別観で物事をみてしまいますから、それはありがちです。あの鈴木知準先生(372話)でさえ、森田先生の治療を受ける前はずいぶん親を困らせています。治って平等観で物事をみられるようになった時、親のありがたみを痛感し深く感謝できるようになるのです。決してanxiety様だけではありません。

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