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2013年5月17日 (金)

神経質礼賛 906.お風呂の順番

 皆様のご家庭では、入浴の順番はどうなっているでしょうか。昔の大家族時代だったら、家長たる夫あるいは年長者から入り、嫁は最後、なんていう風習があったけれども、現在は女性が先というところが多いのではないかと推測する。これに関しては残念ながら調査資料が見当たらなかった。わが家では妻か娘が最初に入り、汗臭い男どもは後、という具合である。たいてい私が最後に入って、簡単に浴槽を洗い、ゴミ収集日の前日には排水口のフィルターに溜まった毛を捨てている。

 前回述べたように、勤務先の病院の患者さんたちは週2回しか入浴日がないけれど、森田療法を行っている病棟では外作業で汗をかくので、毎日入浴あるいはシャワー利用が可能である。その順番では、いわば先輩にあたる古株さんが優先されている。ただし、森田療法の初めの絶対臥褥期は入浴ができない。一週間、一人で自分と向き合い、今までの人生を見つめ直して、あれこれと煩悶し尽くして心の垢を流した後、入浴する爽快感は格別だろうと思う。

 森田先生の時代は家長制の時代だったから、当然、お風呂の順番は決まっていたように思うかもしれない。しかし、そのような順番はなく、汚さずにきれいに入る者から入ればいいということになっていた。絶対臥褥明けの患者さんは「きれいに早く入る」ことを先輩患者さんから指導されていた。不潔恐怖の人は入浴に時間がかかるから、森田先生の奥さんに叱られる、ということがあった。森田先生の家族や女中さんたち、そして患者さんたちが入浴したのだから、効率よく入る必要があった。そういう中で、いやおうなしに早く入るとなるとあれこれ気にしている暇はなく、不潔恐怖に対する治療効果も大きかったはずである。先生と一緒に入浴して、薫陶を受けた患者さんも少なくなかった。そして、湯水は無駄なく使い、燃料の薪も効率よく使う、「物の性(しょう)を尽くす」・・・その物の価値が最大限に発揮されるように使う・・・を学ぶ場でもあった。入浴も含めて、生活のすべての場面が森田療法だったのである。

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コメント

先生、こんばんは。 我が家では、旦那様が優先ですが、順番などは無く、入りたい順番で入浴します。


旦那様は先ず浴槽に浸かり、体を洗い、浴槽に戻ります。

私は、体を洗い、浴槽に浸かる入り方。 旦那様の後は必然的に汚れて誰も入りたがりません。きっと銭湯だったら叱られる入り方ですね…


本人曰わく、温まってからでないと垢は落ちないんだとか… 合ってはいますが、それでは家族は入れないです。


以前、小学生の女の子から聞きましたが、お父さんの後はお湯を抜いて新しいお湯を張るそうです。

いとこの旦那様(アメリカ人)も綺麗好きで家族と同じお湯には入れないそうです。


入浴事情は様々ですね。我が家のお風呂も温泉施設のように循環式だったら綺麗 に入れて快適かな…と思いました。


母や義母はお嫁さんで最後に入浴したので浴槽は汚れて入れなくて、掛け湯で済ましたそうです。 シャワーが使える私は幸せだと思いました。

ヒロマンマ様

 いろいろ具体例を提示していただきありがとうございます。
 確かに、最初に湯船に入ってから体を洗った方が石鹸の泡立ちもよく気持いいのですが、後に入る人のことを考えると、まずは汚れを落としてから湯船に入る人が多いだろうと思います。ほかの人が皆入った後で最後に入る場合はそんなことは気にしなくて良いので、いきなり湯船にボチャンもありでしょうね。
 健康面で考えると、一番風呂は浴室が冷えているため特に冬場は高齢者にはよくないとか、皮膚に刺激になりやすいとかいうことがあって、いいことばかりでもないようです。

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