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2013年6月12日 (水)

神経質礼賛 915.今時の白衣

  現在、私の母が市立病院に入院中なので、仕事帰りに病室に寄っている。自分が昨年末に県立総合病院に入院した時にも、看護師さんたちの仕事のスタイルは以前と変わってきているなと感じた。入院時の病歴聴取や毎日の検温の際には台車に乗せた院内LAN接続のパソコンとともにやってくる。そしてその場でデータを入力している。さらに市立病院の病棟では看護スタッフの服はいろいろな色になっている。カラー柔道着のような濃い青色の看護師さんたちが病室に出入りしている。水色の服のスタッフもいるし、えんじ色のスタッフも見かける。ピンク色もある。そうかと思えばオーソドックスな白衣も見るので全部で5色あることになる。白衣の天使ならぬ戦隊○レンジャーである。仕事の内容によって色分けされているのかなと思って、病室に来た看護師さんにちょっと聞いてみたら、各自気に入った色の物を着ている、という返事だったのでいささか拍子抜けした。

  20年位前までは、どこの病院でも看護婦さん(当時の名称)の衣装は、手術室勤務以外は白衣に白いナースキャップと決まっていて、キャップに1本線が入っていると主任さん、2本線が病棟婦長さん、3本線が総婦長さん、という病院もあった。ずいぶん変わったものである。

  それにひきかえ、医師はいまだに昔のままの白衣が多い。時に精神科医で白衣は権威の象徴だから着ない、という人もいるが、極めて少数派である。今の白衣はポリエステル100%が多くて、シワになりにくいかわりに、夏は暑く冬は寒い。私もせいぜい、夏場はノーネクタイにする程度の違いしかなく、暑さ寒さは何とも仕方なしである。

  森田正馬先生の場合、診療所は自宅を兼ねていたから、和服の着流しのまま診察しておられた。「森田療法の生き証人」の異名のあった井上常七(1909-2010)さんは形外会で先生を前にして次のように述べている。

  篠原さんが、先生が風采があがらぬと感じたといわれたが、私も同様であった。初め古閑先生を森田先生かと思った。和服で袴もつけず、猫背で、あてがはずれた気がした。も一つ先生は、お酒をあがらないだろうと思っていたのに、大分召しあがられたそうで、こんな先生に病気が治せるかと心配した事があった。(白揚社 森田正馬全集 第5巻 p.210

  自宅で診察していた森田先生だからこそ着流しで良かったけれども、普通はやはり「外相整いて内相自ら熟す」であって身だしなみは大切である。お会いする人に不快な印象を与えないようにワイシャツ(なるべくネクタイ着用)に白衣は続けていきたいと思う。

 

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