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2013年8月26日 (月)

神経質礼賛 939.がんばれ中野さん

 初期の記事でTVアニメの神経質キャラについて書いたことがある(12話)。「ちびまる子ちゃん」の友人たちについて書いたのだが、同じアニメに時々登場する重要な神経質キャラを書き落としているのに気付いた。それは、まる子の祖父・友蔵さんの友人の中野小心(なかのしょうじん)さんである。

 中野さんは心配性で極度の恥ずかしがり屋である。こんなことをしたら(言ったら)どうなるだろうかと心配して深読みしてしまう。人が自分のことをどう思うか忖度して苦しむ対人恐怖の心理をよく表している。人前では激しく赤面し声は詰まってしどろもどろになり思ったことが言えない(声優さんが実にうまく演じている)。それゆえ、事はすべて相手の思ったように決められてしまう。特に町内会が絡んでくると、いろいろな行事で大変な役を押し付けられてしまう。運動会の選手やら夏祭りの踊りとかで人前で何かをやらなくてはならない状況になってしまうのだ。何とかそれから逃げ出そうとするのだが、つかまってしまい逃げられない。恐怖におののきながらも仕方なしに早く終わらせようと半ばヤケクソになって向かっていくと、本来有能な人だし、心配性だからまじめに準備して練習をするので、うまくできてしまって喝采を浴び、ますます注目され、「またこの次もやってください」と言われてしまう、というのがオチになっている。なお、中野さんの奥さんも恥ずかしがり屋であり、この二人が夫婦なのは不思議な感じもする。

 普段、軽口を叩いている、まる子の父・ヒロシも人前は苦手ではあるが、酒をあおってごまかすということをよくやる。その点、中野さんはまじめな神経質そのものであり、決して人に迷惑をかけることのない善良な小心者である。

 中野さんはアニメの世界だけではない。かく言う私も対人恐怖・赤面恐怖にずいぶん苦しんだ「中野さん」の一人である。中野さんのように対人恐怖があっても社会に適応している人は決して少なくない。がんばれ全国の中野さん!

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コメント

先生、こんばんは。まる子ちゃんに中野さんがいたのは知りませんでした。
私の中にも中野さんがいました。
学生の時、赤面症で授業が苦手でした。大人になっても役員や大切な仕事の時、逃げてしまいたかったけれど、誰もいないなら私がやりますと引き受けて、やれば出来る子と言われました。不真面目な私がきちんとしていたのが不思議でしたね…


今は、まる子ちゃんみたいになるようになるさ~タイプになりました。将来はたまちゃんみたいになりたいです。

ヒロマンマ様

 コメントいただきありがとうございます。
 赤面恐怖の人は純粋な善男善女です。ヒロマンマ様は偉いですよ。嫌ながら引き受けて役をこなすのは。大したものです。

 ちびまる子ちゃんの漫画・アニメではクラスメートのキャラクターが生き生きと表現されていて面白いです。自分の小学校でもこんな子いたよなあ、と思うような子ばかりです。以前書いた記事では、男は強くならなくてはと父親から強いプレッシャーがかかるけれど緊張するとお腹が痛くなってしまう山根君とか、神経質だけれど周囲にとてもよく気が配れる親友のたまちゃんを神経質キャラに挙げています。

 「神経質礼賛」よりも「ちびまる子ちゃんの精神医学」を本にした方がウケたかもしれなかったですね(笑)

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