神経質礼賛 945.路線バスの車内事故
普段は片道3km位のところ、例えば実家までは歩いて往復するのだが、今年の夏の暑さは厳しかったので、暑さに負けて、行きは歩いても帰りはバスに乗っていた。冷房が効いていて、ほっと一息という感じだった。
敬老の日を前にした9月14日の新聞各紙には、転倒などによる路線バス内での重傷事故がここ4年間に270件あり、その8割が60歳以上の高齢者だったとの記事が載っていた。「ん、60歳以上の高齢者?・・・自分も近いうちにその中に入るのか、他人事ではないなあ」と思う。発車時や停車時に転倒事故は起きやすい。当地のバスの運転手さんは、停留所が近くなると必ず「完全に停車するまで座席に座ってお待ちください」と言うので、途中で席を立つ人はあまりいない。もたついて他の乗客に迷惑をかけないようにという気配りから早めに席を立つと危険が大きい。足が不自由な人が席を立って降車するまで、せいぜい10秒か長くても20秒程度であるから大した時間ではない。迷惑なのはむしろ、小銭を持たずに乗車した神経質が足りない若い人が支払に時間がかかる方である。私はせっかちなので、降りる一つ前のバス停を出たら運転席近くに立つようにしていたが、そろそろ安全を考えて停車してから席を立つようにしようと思う。年齢や体力に応じた神経質の使い方をしていく必要がある。
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