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2013年10月 7日 (月)

神経質礼賛 953.ネット断食

 勤務先の病院には児童や思春期を専門とする精神科医がいないので、そうした方はなるべく専門家がいる施設を受診するように受付でお勧めしているのであるが、最近、不登校の子が母親に連れられて受診した。いじめにあっているわけではなく、本人も学校には行きたいと言う。問診や簡単な心理検査からはうつ病や初期の統合失調症などの疾患は否定的である。生活状況を聞いてみると、スマートホンでインターネットをやっていると寝るのが深夜になってしまい、どうしても朝が起きられない、ということである。最近、学校の先生と相談して、夜はスマホを自分の部屋に置かないようにしようという話になった、というので、実際にその方法をやってみることとし、特に薬を処方することはせずに睡眠のリズムを作る上での一般的注意を説明するにとどめた。


 
 「みんなが持っている」「ないと仲間はずれにされる」と言われると親は弱い。簡単にスマホを買い与えてしまう。スマホは従来のゲーム機や通話だけの携帯電話と違い、常時高速インターネット接続のパソコンである。文字情報や画像だけでなく、大容量の動画も見ることができる。そして次から次へと新しいソフト(アプリ)を追加することになる。この便利道具にハマったら、抜け出すのは大変だ。体の一部のように持ち歩き、いつも使っていなければ気が済まないような大人も増えている。健康上、精神衛生上、よろしくない。ネット依存・スマホ依存が問題になっている。夜間に画面を見続けていたのでは睡眠障害の原因となり、昼夜逆転の生活に陥りやすい。それに、「LINE」をめぐり犯罪に巻き込まれる例もある。子供の使用は制限した方がよいのでは、と思う。最近ではネット依存の子供たちを合宿させて「ネット断食」をさせようなどというプランもあると聞く。最初に書いた子供の場合は夜間限定プチネット断食といったところであろうか。


 
 ここ20年ばかりの間にインターネットや携帯電話が普及して私たちの生活は一変した。とても便利で豊かになった反面、それらに縛られ過ぎて心のやすらぎが損なわれしまった部分もあるのではないだろうか。私は神経質なので、どこかへ行く時にはついネットで地図や電車・バスの時刻を調べまくってしまう傾向がある。時にはネットから離れて自然を楽しんだり、事前にネットで調べずに行き当たりばったりの小旅行でハプニングを楽しんだりすることも必要なのかもしれない。

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コメント

いつの時代でも売り手は買い手の本当の幸せについてなんか関心無いですよね。
カモが買ってくれて儲かれば目出度しですよね。

「みんなが持っている」「ないと仲間はずれにされる」・・・この "みんな" っていうのも、不登校の子の幸せなんか知ったこっちゃないですよね。

"自己責任" は政治家が使うと責任逃れで不快ですが、子供の成長については親や人生の先輩たちが目覚めさせて上げたほうがいいかもしれません。

人生全て初デートの時の気配り準備で臨めばどの分野でも一廉の人物になれるのではないでしょうか。
四分先生はその成功例ですよ。たいていの人は、じきに安心油断して、怠けてしまい停滞しますよね(オレshock

たらふく様

 コメントいただきありがとうございます。

 スマホの絡んだ犯罪が多発するのをみると、これは本当に人を幸せにする道具なのかと疑問に思ってしまいます。便利すぎるのも考えもの。悪用されることを承知で開発・販売する人たちにも責任の一端はあるでしょう。

 「人生全て初デートの時の気配りで臨めば・・・」は名言かもしれません。特に神経質はいつもハラハラドキドキがよろしいようで(笑)。

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