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2013年11月22日 (金)

神経質礼賛 967.セクハラ防止指針

 1119日付読売新聞朝刊の1面コラム「編集手帳」に厚生労働省がセクハラ防止の新しい指針を作成中という記事があった。職場でのセクハラは後を絶たず、そうした行為により逮捕されたという新聞記事をよく見かける。昔は職場でのセクハラは野放しだった。私が最初の大学を卒業して就職した会社では上司が「セクハラ大王」だった。朝、「おはよう」と言いながら次々と若い女子社員たちのお尻を触っていくのだ。「やだー!課長エッチ!」と女子社員たちは逃げ回っていた。私はその上司から何度か「お前はカタすぎる!女の子たちはお前に触られるのを待っているんだぞ」などと注意されたけれども、その指示(?)には従えなかった。そもそも対人恐怖・女性恐怖の私が間違ってもそんなことをするはずはなかった。人にどう思われるかが気になり心配性の神経質人間の場合、セクハラ問題は起こしにくいと思われる。

 コラム記事の中では、「男ならしっかりしろ」「男のくせに」というような言い方もセクハラとして扱われ、今度の指針に盛り込まれることが話題となっていた。そうなると、「男は黙って○○○○ビール」というようなCMも放送禁止になるかもしれない。「男なら」の一言で傷つき傷つけられる間柄ではそれ以前にすでに人間関係がほころびているような気がする、というコラムの結びの言葉はもっともだと思う。

 以前、森田療法で大学病院に入院していた20代の男性患者さんがいた。がっしりした立派な体つきなのだが、気が小さく、職場で不適応を起こして退職して入院してきた人だった。いろいろな行事の係の担当やサブリーダーまではリーダーの援助もあって順調にこなしたが、グループのリーダーになると、ある患者さんの批判に反応して泣き出し「退院する」と言い出した。担当の看護師さんが慰めるとともに、私が「九州男児、しっかりしろよ。君はここまで立派にやれてきたんだし、彼から言われたことだって大したことじゃないんだ。もう一息、がんばってみようよ」と励ました。彼は退院を思いとどまってリーダーを続け、不安症状も大幅に軽減して退院していった。試練を乗り越えて彼は一回り大きくなったと思う。しかしながら、今にして思うと私の発言もセクハラに当たるのだろう。気を付けなくては。

 他人を傷つけないように言葉に気を遣うことはとても良いことであるが、あまり禁句が増えて言葉狩りが横行するようでは困る。

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