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2013年12月16日 (月)

神経質礼賛 976.餅つき

 一昨日は病院で恒例の餅つき会があった。中庭に臼を出し、職員が交代で餅をつく。「よいしょー!よいしょー!」という元気なかけ声とともに餅をつく音が響き渡る。森田療法の患者さんたちも、もち米をせいろで蒸す仕事などを手伝う。冬の風物詩である。餅ができ始めると病棟の患者さんたちが順次中庭に集まり、つきたての餅にあんこを入れて大福状にしたあんこ餅をもらって食べる。他にもきな粉と砂糖をまぶした「きな粉餅」や大根おろしと醤油をかけた「からみ餅」もある。寒い中だけれどもホクホクのお餅に笑顔がこぼれる。中庭に出られない患者さんのために、午後に病棟では汁粉がふるまわれた。高齢者が多くなっているし、薬のために嚥下状態が悪くなっている患者さんもいるため、餅はかなり小さく切ってあり、職員が注意深く様子を観察している。餅による誤嚥窒息事故は恐ろしい。このあたりは神経質に対処するに越したことはない。

病院が現在の地に移転してちょうど10年が経った。それ以前の古い病院の時には、餅つきだけでなく、年末とか正月には病棟内に七輪を出して、患者さんたちが餅を焼いて食べるのが習わしだったけれども、誤嚥窒息事故や火事の危険性を考慮して廃止された。冷暖房が効いた病棟内で生活している患者さんたちにとっては季節感が乏しくなっていくのは残念であるが安全のためにはやむを得ない。今の餅つきがこれからも続いてほしいと思う。

神経質にもご褒美が回ってくる。残ったあんこ餅を一ついただいた。


  餅にまつわる諺に「絵に描いた餅」というものがある。神経質人間は事前に詳細な計画を立てるのが得意である。しかし、すばらしいプランもいざ実行する場面になると、めんどうだなあ、と思ったり、他人からどう思われるか心配だ、と思ったりして、先送りして結局やらずじまいになってしまうことがある。「絵に描いた餅」で終わらせないためには、とにかく最初の一歩が肝心である。一旦動き出せば今度は簡単には止まらなくなるのが神経質である。

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コメント

先生、こんばんは。臼での餅つきはワクワクしますものね、それは患者さんは大喜びだろうと思います。先生のお気持ちもお勤めの病院も、お優しいです。私も内科で受診することがある病院の行事で、幸運にもつきたての餅(きなこ)をご馳走になりました。とびきりのおいしさでした。

 今年はお勤め先のクリスマスコンサートでは何を演奏されるのですか。私はごくたまにではありますが名曲喫茶に行きます。年代物の大きなスピーカーが鎮座して、LPが棚にぎっしり並び、誰もが私語を慎む静けさの中で歴史ある音楽を聴いていると、気持ちよくなります。以前おっしゃっていたように、名曲喫茶は激減しているようです。吉祥寺の「バロック」もよかったです。また行くことがあったら、今度はリクエストしてみたいと思います。

anxiety様

 コメントいただきありがとうございます。

 来院者に搗きたてのお餅を振舞ってくれる病院とは、なかなか粋ですね。季節感のある「和」の行事はいいものです。

 今年のクリスマス会は出番がないので、またの機会に備えてレパートリーを増やしています。
 名曲喫茶、今は見かけなくなりました。かつては私の街にも「白鳥」という名の名曲喫茶があって、高校の文化祭の後は、そこで打ち上げだったのですが、かなり前に閉店になりました。ピアノが置いてあってアコーディオンを弾いてくれるおじさんがいるビアホール・・ヨーロッパ風の歌声酒場(?)も数年前に閉店になってしまいました。東京にはまだ名曲喫茶が残っているのでしょうね。吉祥寺は行ったことがないですけど、中野の名曲喫茶は入ったことがあります。

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