神経質礼賛 974.靴
私が普段履いている靴は地味な黒革靴である。職場ではサンダルに履き替えるので、仕事の行き帰りが主になる。土砂降りの雨の日でも同じ靴で済ませるし、横断歩道の前で青信号が点滅し出すと走って渡ってしまうので、結構過酷な条件での使用だ。汚れが気になると古い靴下で拭き、時々靴クリームを塗る程度の手入れしかしていない。寿命は平均8-9か月。最短で6か月、最長で1年といったところである。雨の後で靴がダメになってしまったような時にすぐに買いには行けないから必ず1足予備を買い置きしているのが神経質らしいところであろう。
今年の1月から履いていた靴もとうとうダメになって新しいものに替えた。今度の靴は前のよりもだいぶ軽くて足取りも軽くなる。ついでに気分も軽ってくる。なかなかいい。歳を取ってきたら重い靴は疲れるので、やはり実用的なものが良い。今時の紳士靴はデザイン重視のためか、つま先が細長く尖っているものが多い。脚が長くて細い若者が履けばとても恰好いいが、中高年だと似合わないし、階段やちょっとした段差で躓く危険性が高い。次の予備靴を買おうとしてなかなか手頃なものがない。久しぶりに昔風の紐靴を買ってみた。これも靴先が円い軽めの靴である。
もう1足、休日にチノパンに合わせて履く茶系のウオーキングシューズがある。出番が少ないので買ってから3、4年になる。デザインは気に入っているが結構重くて疲れやすい。そこで、次に履く予備にはタイヤメーカーが販売している軽くて滑りにくいウオーキングシューズを買ってある。一見紐靴だが、中高年用にチャックで開閉できるタイプである。ますます妻からは爺くさい、近寄りたくない、と嫌われそうである。
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