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2014年4月25日 (金)

神経質礼賛 1019.ホントはトクする神経質

 3回にわたって神経質の七徳ということで書いたが、お読みになって「そんなはずはない」「自分は神経質だけれど損ばかりしている」「神経質だから自分はダメなんだ。本当に嫌な性格だ」と反論される方も少なくないだろうと思う。実はそれこそ神経質の特徴なのである。神経質は「生の欲望」が強く、大変に欲張りである。完全欲が強く、要求水準が極めて高い。例えば、試験で90点を取ったら普通ならば大喜びなのに、「自分はバカだ。当然100点取れるはずなのに」と100点を取った人間と比較してしまうのである。少しくらいのことでは満足しない。頭の中では、自分の悪いところばかり拡大撮影して、良いところは全く写さない、そんな自己像を見てしまいがちである。しかし、マイナス思考であっても、自分はまだまだ努力しなければと努力を重ねるようになってくれば、結果的にはプラスになるのである。「生の欲望」をエネルギー源として、ビクビク・ハラハラ・オドオドのそのままで行動していけば、神経質でトクをする、神経質で良かったということにもなってくる。

それでも納得できないという方は、以前にも紹介した森田先生が神経質の劣等感について述べた言葉を以下に再掲しておきますから、お読み下さい。


 
 なお私が常にいうように、神経質はいつも劣等感を起こすのが自分の持前であるから、そのまま劣等感になりきっていさえすればよい。自分を不器用と決めておきさえすれば、あらためて、時々に、自分を不器用呼ばわりする必要はなく、何か自分で作りたくてたまらぬ物ができれば、丁度小児が力一杯でやるように、ただ工夫努力するよりほかは道がなくなる。そこに初めて成功の喜びができてくるのである。

 およそ何事にも偉くなるような人はみな劣等感をもち、へりくだった心から、自分の行いを慎み励んでいるものである。高ぶった心の人は、決して優れた者になる事はできない。私が色紙に書いたものに、こんな文句がある。

「金持は常に己れの財産の乏しきを思い、知者は常に己れの知能の足らざるを憂う。柔順なる人は常に自らわがままに非ずやと恐れ、善人は常に己れを悪人と信ぜり。貧者は常に己れのありたけの金を使い果たし、愚者は常に自分のありたけの知恵才覚をみせびらかし、不柔順なる者は常に己れがこれ以上の柔順ができるかと恨み、不善人は常に己れを誠実親切なりと信ぜり。」

 己れを偉いと思い・よい人のように思う者にろくなものはない。(白揚社:森田正馬全集 第5p.741

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