神経質礼賛 1013.春キャベツ
実家で一人暮らししている母は足が不自由になって買物に行くことが困難になっているので、私が週1、2回食品類を買って届けるようにしている。実家は車が入れない小路の奥にあって、5-6kgある食材をスーパーから歩いて届けることになる。その際に必ず買うのがキャベツ1個である。母は一人暮らしなのに1週間で1個をほぼ食べきってしまう。最近は春キャベツが出てきた。冬のキャベツは葉がギュッと締まっていてずっしり重いのに比べると、春キャベツは緑が多くて葉もそれほどきつく締まってはいない。いかにも冬から春になって緩やかになったなあと感じさせる。そして、刻んでそのまま食べると柔らかくほんのりとした甘みがある。もちろん、玉ねぎやニンジンやもやしなど他の野菜を一緒に炒めてもおいしい。
キャベツはビタミンCを多く含み、栄養的にとても優れているばかりでなく、胃にもよい。古代ギリシャや古代ローマではキャベツは薬草として利用されていたそうだ。胃薬で有名なキャベジン(ビタミンU)がキャベツの搾り汁から発見されて薬として開発されたことは御存知の方も多いだろう。キャベジンには胃酸分泌を抑制するとともに胃粘膜を修復する作用があり、胃潰瘍に効果がある。それにキャベツは食物繊維が豊富であるから便通にも良い。最近では発がん防止作用を持つ成分を含んでいる、というような話もある。心配性で胃腸が弱いという神経質人間にとって、キャベツは手軽に入手できる健康食品である。春キャベツから元気をいただくとしよう。
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コメント
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先生、こんばんは。
お一人で一週間にキャベツを一個召し上がるお母様は、おどろきですね。私もキャベツは好きですので、今後ますます喜んで食べることになりそうです。教えて下さりありがとうございます。春は、蕗の薹や木の芽もうれしいです。
投稿: anxiety | 2014年4月 9日 (水) 22時24分
anxiety 様
コメントいただきありがとうございます。
キャベツというとまずトンカツの相棒の千切りを連想しますが、炒めてよし、スープや味噌汁などの汁物にしてよし、そうすれば歯が弱っている高齢者でも十分に食べられます。
今週も週末には1個買って届ける予定です。
投稿: 四分休符 | 2014年4月10日 (木) 07時14分
キャベツ最高。たまねぎも魅力発見中です
STAP細胞の会見見ました。小保方さんとは直接関係ありませんが、「ヒステリー気質」の方が高い知性を持つと周囲への感化力は絶大になりますかと。
投稿: たらふく | 2014年4月10日 (木) 11時38分
たらふく 様
コメントいただきありがとうございます。
キャベツの健胃作用に加えてタマネギの血液サラサラ作用は良さそうですね。おいしく健康になれます。
どの性格も、結局はその性格を活かすか殺すかということが重要です。ヒステリー性格は俳優さんや自営業(特に水商売)の場合には大いにプラスに作用することでしょう。ヒステリー性格の人は自己アピール力が強いですから、能あるヒステリーは得です。一方、取り柄のないヒステリーは単なる「困ったちゃん」になってしまいます。
神経質の場合は、自分を飾ることは得意でないので、少々損な面はありますが、長い目で見れば大失敗は少ないし、周囲から反感を受けることも少ないので、長期的には実力を評価してもらえるだろうと思います。
投稿: 四分休符 | 2014年4月10日 (木) 21時45分