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2014年4月 4日 (金)

神経質礼賛 1012.給油時のキャップの閉め忘れの確認

先週、車のガソリンを入れようと思ったら、消費税増税前に給油しようという車が道路に長い行列を作っていたので諦め、昨日またスタンドに行ってみると、今度はガラガラですぐに給油できた。よく見ると、4月3日まで春のキャンペーン・増税前の価格で提供します、と書かれていて、待たずに増税前の価格で給油できて、ラッキーだった。このスタンドはセルフ式なので、いつも心配になるのは、ガソリンタンクのキャップを閉め忘れていないかどうかである。キャップを回して「カチカチカチ」と音がしたのを意識して確認している。

 そもそも、キャップの閉め忘れが気になるようになったのは20年近く前に遡る。子供たちを連れて島田市にあるバラ園へ行く途中にスタンドで給油した。当時はもちろんセルフ式ではなく、どこのスタンドでも店員が給油しながら窓を拭いてくれた。ところが、しばらく走っていると、燃料表示のメーターが不安定な動きをするのでおかしい、と思って車を止めて確認すると、タンクのキャップがしていないことが判明した。給油したスタンドに戻ると、店員が閉め忘れたキャップが残っていた。普通、店員さんたちは「給油よし」「キャップよし」などと声を出して確認するはずだが、それを忘れたのだろう。そのままずっと気づかずにいたら危険なことになっていたかもしれない。それからというもの、何となく気になって、給油を終えて最初に駐車した時にキャップの閉め忘れがないか確認する癖がついてしまった。

 セルフ式だと完全に自己責任である。目で見るだけでなくキャップを回した音と感触でしっかり確認しておく。そうしないと、後で走っていてキャップが心配になる。走行中も気になって車を止めて確認するようでは強迫行為であり、ムダな行動であるばかりか、そのことを考えながら運転したのでは、かえって危険である。

 外来患者さんの中には、電気のスイッチの切り忘れやガスの元栓の閉め忘れや玄関の鍵の閉め忘れが気になって何度も確認してしまうとか、途中で気になって家に戻ってしまう、という人がいる。確かに、より安全でありたいと思うのは自然なことである。ミスをしたら人命にかかわるような仕事をしている例えばバスの運転手さんは、発車する前に、「左よし」「右よし」と指差し確認して、席についていない乗客をミラーで確認して「発車します」と宣言してから発車する。これは安全確保のためには大切な確認である。しかし、他を確認している間に、もしかして飛び出してくる人がいるのではないか、突っ込んでくる車があるのではないか、と心配になって二度目、三度目の確認をしていたのではバスはいつまでたっても発車できない。一度目の確認は非常に価値があるが、二度目以降の確認は大幅に価値が落ちるばかりか、時間やガソリンのムダというコストの犠牲も発生する。理屈の上では確認回数が増えればそれだけミスは減るけれども、実用になる確認は1回かどんなに多くても2回であり、心配であってもそれ以上の確認は、単に瞬間的な安心を満たすだけのムダな行為なのである。一度確認したら、後ろ髪を引かれる思いがしながらも、振り返らずに前へ進んでいくことである。神経質を必要とするところはもっと他にもある。

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