神経質礼賛 1043.七夕ゼリー
昨日は七夕だった。例年この時期、青空の星を見るのは難しい。静岡地区を襲った七夕豪雨からちょうど40年ということで、昨夜はその話題のローカル番組があり、当時を思い出した。昭和49年7月7日、折からの梅雨が台風の刺激もあって、24時間雨量が500㎜を超える記録的な豪雨となり、市内のあちこちで山崩れや川の決壊による洪水が起きて多数の死者を出した。その日の朝、大雨の中を私は高校へ向かって歩いていくと、だんだん水深が深くなり、高校の正門では膝まで水に浸かる状態だった。臨時休校だと知って、また大変な思いをして家まで帰った記憶がある。通学してきたのは頭が固い神経質人間の私だけでなく、何人か見かけた。
今週になって、九州・四国地方で大雨が続き、大型の台風8号の直撃も懸念されている。すでに台風は沖縄地方に被害をもたらしている。これから日本列島を縦断しながら東日本には9日(金)あたりに襲来することが予測されている。皆様も神経質を生かして、安全確保の準備を怠らないでいただきたい。
さて、昨日の病院の献立は七夕に合わせて、爽やかでおいしいメニューだった。「なすと豚肉のおろしそうめん」にはキュウリと赤ピーマンを刻んだものが載っていて彩り鮮やかで七夕飾りを思わせた。それに、ニラ饅頭、七夕ゼリーがついた。七夕ゼリーは近頃の学校給食に登場するものらしい。夜空に見立てた青いゼリーあるいは寒天の中に白い星型のゼリーを混ぜたものが多いようだが、昨日のものは、刻んだ黄色いフルーツ(マンゴーか黄桃)を青いゼリーの上に散らしたもので、これまた配色がきれいだった。消費税アップだけでなく小麦や乳製品などの値上げで食材が高騰して給食メニューを考える担当者はとても苦労していると思うが、創意工夫をこらして皆が喜ぶようなメニューを繰り出してくれるのは見事である。
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先生、こんばんは。
コメントを残すべきかどうか、何日も悩みましたが、やはり褒めていただいたことが嬉しく、御礼の変わりにさせてください。ありがとうございました。
本当に献立作成は悩みどころで、安全で、喜んでもらえて、なおかつ予算内でと、こちらを立てれば、あちらが立たずと苦労しています。この仕事にむいてないのでは?と、落ち込むこともしばしばです。
まだまだ暑い日が続きますが、食中毒に気をつけて頑張ります。
投稿: konmi | 2014年8月 7日 (木) 22時23分
konmi様
コメントいただきありがとうございます。
最近の食材高騰のため、仕入れ先からは仕入れ値アップ要求、一方消費税アップ分はコストダウンで対応せざるを得ないので上司からは何とかしろという要求、でも、患者さんたちの栄養はしっかり確保しなくてはならない・・・栄養士さん方は板挟みで本当に大変だと思います。心が折れそうになることもあるかと思いますが、おいしく楽しいメニューに喜んでくれる患者さんたちの笑顔を糧に、よく頑張って下さっていると頭の下がる思いです。
投稿: 四分休符 | 2014年8月 8日 (金) 21時56分