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2014年7月20日 (日)

神経質礼賛 1047.ベネッセの個人情報流出

 通信教育大手ベネッセ・コーポレーションから会員の個人情報が流出し、同社に派遣されていたシステムエンジニア(SE)が逮捕された。個人情報は名簿業者を通してやはり通信教育の(元はソフトウエア開発会社でかつてはワープロソフト「一太郎」で一世を風靡した)ジャストシステムなどに流れていた。読売新聞の記事によれば、ベネッセの業務のためにそのSEが使用したパソコンにはUSBメモリが接続できないようになっていたが、私用の新型スマホを接続したところ認識されることに気付き、私用スマホを充電しているふりをしながら大量の情報を抜き出したのだという。毎日新聞の記事には、このSEの生活ぶりについて詳しく書かれていた。借金があって生活は極めて質素だったという。責任が重く激務の割には日本では極めて薄給のSEという仕事の実態にも触れていた。

 私の世代では、ベネッセというより進研模試の福武書店と言った方がわかりやすい。長年、多くの公立高校が学校単位で参加している。子供向けの「こどもチャレンジ」は自分の子供たちもやっていた。キャラクターの「しまじろう」もおなじみである。顧客情報管理はどこの会社でもコンピュータシステムで行っている。その運営やソフトのメンテナンスは自社の社員ではやりきれないので、大抵は外注になってしまう。こうした情報流出事件では外部からのハッキングよりも内部の人間が絡んでいるケースの方が多いという話もある。データベースにアクセスできる人間を限定し、ダミーデータを混ぜ、USBメモリが繋がらないから大丈夫だというだけでは、管理が甘かったということなのである。しかも、データのコピーが行われ始めてから1年もたって、顧客からの苦情が来てからの対応では遅すぎる。全く神経質が足りない。顧客としては自分の子供の情報がどこまで流れているか気になるだろうし、今後、何かに悪用されるのではないかと心配になるのは当然だ。ベネッセは被害者に対する補償に200億円をかけるというが、顧客としては詫び状と料金値引きだけでは納得がいかないだろう。ベネッセに不信感を抱いた顧客の解約が相次いでいるという。二重三重の十分な安全対策を取るのを怠ったツケは大きい。

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