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2014年8月 4日 (月)

神経質礼賛 1052.西瓜

 この時期、病棟行事で行われるのは流しそうめんと西瓜割りである。そうめんも西瓜も給食に出てくることはあるけれども、普段と変わった状況で食べるのも季節感があって一興である。

 私が子供の頃、夏は西瓜をよく食べた。夏休みに友達の家へ遊びに行くとオヤツに出てくるのは必ず西瓜だった。わが家では洗濯機に井戸水を入れて西瓜を冷やして食べていた。今と違って子供が多い時代だったから、どこの家でも大きな西瓜を1個買っていた。今では大きいままでは売れないからスーパーで売っているのは6分の1カットや8分の1が多い。それどころか、皮をはずして身をサイコロ状にカットしたカット西瓜も見かける。冷蔵庫に入れやすい小玉西瓜もよく売れる。西瓜のカリウムは利尿作用を持ち、水を飲み過ぎて夏バテ状態に良いとされている。少し塩を付けて食べる食べ方もある。そうすると西瓜自体の甘味を強く感じやすくなるということもあるし、発汗で失われた塩分を補給するということもあるだろう。

 神経質ゆえ、子供の時に「西瓜の種を食べると盲腸(虫垂炎の通称)になる」と言われて心配になったことがあった。種は指ではずしたり、吹き出したりしてはいても、誤って食べてしまうことがある。最近では抗生物質の改良もあってか虫垂炎の手術は激減しているが、子供の頃は年に1人か2人虫垂炎になって入院するクラスメートがいて、大勢でお見舞いに行ったものである。小学校の修学旅行の途中で虫垂炎を起こして入院・手術になってしまった同じクラスの子もいた。子供にとっては、手術されるのは怖いし、1週間入院するのも辛い。だから、ちょっとした「西瓜種恐怖」になったものである。しかし、医学的にそういうことがあり得るのだろうか。種が消化されずに大腸にまで行ってしまうことは十分あり得る。それがたまたま盲管である虫垂に入りこんで出て行かずに炎症をきたす可能性は完全にゼロとは言い切れないが、そう滅多にあることではないだろう。それを心配するくらいならもっと心配すべきことはたくさんある。種々の神経症の症状に関する心配も同様である。

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コメント

私の住んでいる地域の近くに平井のスイカがありまして、ちょっと有名なスイカらしいのです。実家でスイカを作っていたので食べ放題♪一人一個を食べていました。お腹はスイカ腹でした(笑)


私の父がスイカの種を食べるとおへその横から芽が出るぞ…と子供や孫をからかっていました。皆、信じて必死に種を出しましたよ(笑)


夏にスイカを食べるのは色々な面でいいことだらけですね。

ヒロマンマ様

 コメントいただきありがとうございます。

 お住まいの地区は「♪スイカの名産地」でしたか。いいですね。農家の直売所があって、安くておいしいスイカが手に入ることと思います。「スイカの種を食べるとおへその横から芽が出る」という子供向けの言葉は初めて聞きました。
 よくしたもので、その時期の旬の食べ物は、体に良いものが多いですね。

 先生、こんばんは。
 私のいちばん好きな果物は西瓜です。それで、母は一個ままの西瓜を原付バイクで買ってきてくれます。危ないからやめて、というのですが。おうちで西瓜を作られていたというのはうらやましいお話で、私も母に「畑でつくって」と何度か頼みましたが、難しいからと却下されました。とは言え、こちらの地元の西瓜はとても甘くておいしいので、十分満たされていますが。 
 先生は子供のころ、洗濯機に井戸水を入れて冷やした西瓜を食べられていたとのこと、おいしそう!楽しい思い出ですね。
 

anxiety様

 このところの厳しい暑さにはやはり西瓜が一番です。バイクに大きな西瓜を乗せて颯爽と走るお母様、素敵ですね。
 私が子供の頃は、まだ電気冷蔵庫が普及していませんでしたから、風呂桶やら洗濯機やらに水を張って西瓜を冷やす家がよくありました。ガッチャンポンプから出てくる井戸水は冷たくて気持ちよかったですよ。今は便利で楽な生活ができますけど、どっちが幸せなのかな、とふと思います。

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