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2014年9月19日 (金)

神経質礼賛 1067.酔芙蓉(スイフヨウ)

 母が一人暮らしをしている実家の門の近くに酔芙蓉があって、先月から長いこと花をつけている。夏から初秋にかけての花である。一日花であり、朝咲いた時には白色、だんだんピンクから紅色に変化し、夕方にはしぼんでしまう。まるで酒を飲んでだんだん顔が赤くなっていくようなので、このような名前がついたのだそうだ。母が神社の露店で買ってきた鉢物を庭に植えたらどんどん大きくなって、幹は太くなり高さも軽く3mを超すようになってしまった。実家の庭はそうした植物が無節操に植えられジャングル状態になっている。広い庭があっても車が入れない小路に面しているので、足が悪くなってタクシーを呼ぶのもなかなか大変である。私が週1-2回、食材を買って届けるのも歩いて行かなくてはならない。すでに家自体も老朽化がひどく、雨漏りやら床が割れそうやら、住むのは限界である。そんなわけで、今年になって、私の自宅から500m位のところに母が移り住むための小さな家を確保した。そこならば仕事帰りに寄ることができるし、何かあればすぐに駆けつけることができる。春には引っ越しをと思っていたら、いろいろあって、夏までには、秋の彼岸までには、とズルズル先延ばしになっている。年内に移れればいいところか。やはり母としては長年の思い出とともに自分が植えた木々への愛着もあって簡単には去りがたいのだろう。

 酔芙蓉は神経質流に言えば赤面花ということになるだろうか。恥ずかしさを感じる時に人はなぜ赤面するのか、そのメカニズムを説明した文献は見当たらない。私も若い頃は赤面恐怖に悩んだものだ。学校では授業中に先生にあてられたらどうしよう、とハラハラした。急に指名されて立ち上がると一瞬、顔からスーと血の気が引く感じがする。その後から急に顔がほてって赤くなるのを感じる。言っていることがしどろもどろになり、思ったことが言えず、終わって座るとホッとするが、自分はなんて情けないのかとクヨクヨ悩むのであった。若い頃は深刻に悩んで、何とかしなくては、もっと心を強くして大胆にならなくては、とジタバタしたが、だんだんに諦めがついて、自分はこんなものでどうにも仕方がないと思うようになっていった。今でも人前では緊張するし赤面するが、まだ純情なところが残っている、正直者の証拠だ、くらいに思っているから、赤面「恐怖」ではなくなっている。

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コメント

先生、こんばんは。

お花の話を読んでいましたら、私のようで笑えました。 お酒を飲めば一口で真っ赤になり、人前では赤面したり、親近感が湧きます(笑)

お母さまのお気持ち、わかります。家も庭の植物も全てが暮らしの一部になっていますね。新しい住まいに少しだけ移植してみるのはいかがでしょうか?親しみのある植物があると心も和やかになると思います。

ヒロマンマ様

 コメントいただきありがとうございます。

 その通りです。本人にとっては暮らしの一部なんですね。私から見れば「雑木」でも本人にしてみれば、植えて育てた思い出が強く残っているようです。今度は植物を植えられるスペースはたった1坪位です。巨大になってしまった酔芙蓉はとても連れて行けません。玄関先のマンリョウ(雑草みたいなものです)は移植しました。あと木を1,2本、移植をしてみる予定です。

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