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2014年10月20日 (月)

神経質礼賛 1077.「きつね」それとも「たぬき」

 涼しくなってくると暖かい汁物がおいしく感じられる。病院での朝食はいつも御飯に味噌汁であり、好物の油揚げが入った味噌汁だと嬉しくなる。お椀の蓋を開けた瞬間、油揚げの甘い香りが漂ってくるのがなんとも言えない。近頃は町の豆腐屋さんが少なくなって、その前を通ると油揚げや厚揚げを揚げている時の芳香と遭遇することは稀になってしまった。油揚げはうどん・そばとの相性も抜群である。油揚げの載ったうどんやそばを「きつね」と呼ぶのは、油揚げが狐の好物(実際にはそうでもないらしい)だとされていること、色や形がうずくまった狐に似ているからだ、と言われている。ちなみに「たぬき」は、天ぷらのタネを抜いた「たねぬき」が語源であるとも、丸い天かすを腹を膨らませた狸に例えたからとも言われている。

 以前、大坂の蕎麦屋に入って「たぬきそば」を注文したことがある。当然、天かすが載ったそばが出てくるものと思っていたら、油揚げが載っていてびっくりした。店員さんに「たぬきそばをお願いしたんですけれど」と言うと、「はい、たぬきそばです」と。いったいどうなっているんだろうか?狐と狸に化かされたのかなあ、と思いながらも、油揚げは大好きなのでおいしくいただいた。東京では油揚げが載ったきつねうどんときつねそば、天かすが載ったたぬきうどんとたぬきそばがあるが、大坂では「きつね(けつね)」と言えば油揚げが載ったうどん、「たぬき」と言えば油揚げが載ったそば、すなわち東京で言うところの「きつねそば」のことなのだと後から知った。まさに所変われば品変わるである。間違いのないように、「油揚げそば」とか「天かすそば」と呼べばいいのではないか、と神経質らしく無粋なことを考えてしまうが、たまにはおいしく騙されるのもいいのかも知れない。

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コメント

先生、こんばんは。

地域によって呼び名が違うのですね。 私はきつね蕎麦が好みです。それでも猫舌で揚げをよけて蕎麦を冷まして食べるので笑われます。 蕎麦のお話をしたらお腹が空いて来ました。危険なので我慢して休みます(笑)

ヒロマンマ様

 コメントいただきありがとうございます。

 きつねそばは意外とない店もありますね。熱いお揚げをハフハフしながら食べるのもいいものです。駅の立ち食いそばの誘惑と戦いながら帰宅しています。

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