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2014年11月24日 (月)

神経質礼賛 1089.時には上から眺めてみよう

ここ2日ほど快晴が続いた。一昨日は午前で仕事を終え、午後は写真撮り。県庁別館21階展望ロビーからの眺めは爽快だ。ここは大災害の時には対策本部が設置される場所だが普段は一般開放されていて、元日には初日の出を見る人々で賑わう。安倍川花火大会の夜も混雑する。子供たちが幼稚園や小学生の時には何度か連れてきたことがある。かつてあった喫茶コーナーはなくなっているものの座って休む場所はある。静岡市内が一望でき、富士山もよく見える。たくさん写真を撮った。しかし、後でパソコンに取り込んでよく見ると、窓ガラス越しなので室内の照明が映り込んでしまっていて、使い物になりそうな写真は少なかった。その後、歩いて臨済寺へ行く。建物は修復工事中で、大きなシートを被っている。シートが入らないように場所を選んで山門の写真を撮る。その後は近くの図書館の資料室で家康関係の史料を物色した。

昨日は浅間神社から浅間山に登った。最初に百段の石段を一気に登るとちょっと息切れ気味である。さらに登っていくとジワジワ汗ばんでくる。走って登っている若者もいれば、杖をついて登る高齢者もいる。60代くらいの夫婦をよく見かけた。そのうち眺望が広がってきて時々立ち止まって写真を撮る。頂上は標高140m。手頃なハイキングコースである。自分が子供の時にはよく登っていたし、自分の子供たちを連れても来たものだ。そう言えば、ここ十年以上登っていなかった。今では中心街に高い建物ができてエレベーターですぐに上がってガラス越しに眺望を楽しめるけれども、やはり自分の足で一歩一歩登って山頂から見る景色の方がはるかに優る。

劣等感を抱きやすい神経質人間はちょっとしたことで凹みがちだ。そんな時には、こうした身近な山に登って高いところから街を見下ろしてみるのも良いのではないだろうか。ちょっぴり達成感もある。ここまで登ってくる力があるのだから自分も捨てたものではない、そんな風に思えてくる。不安への対処も山登りと同じ、前に向かって一歩一歩進んで行くだけである。最初は見通しが付かなくても、いつしか必ず視界が開けてくる。そして悩みも小さくなっている。

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コメント

山も海もある静岡県は羨ましいです。
生活圏に山や海がある人は何かが育っていると思います。
東京は人との出会いがなければ
通勤ラッシュと騒音そして終りの見えない
残尿感ならぬ不全感ばかりです

たらふく様

 コメントいただきありがとうございます。

 東京都庁の展望もよいですが、観光地化していて人が多すぎますね。でも、どこかに隠れた展望スポットがあるかもしれませんよ。都心の公園や庭園も朝一番に行くと人が少なくて良い空気が吸えますしカメラに紅葉や水鳥の姿を収めることもできます。時間差攻撃もやってみる価値はあります。

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