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2015年3月27日 (金)

神経質礼賛 1129.医者が飲まないクスリ

 最近、週刊誌に「患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」という記事があった。その週刊誌は買わなかったけれどもネットニュースに紹介されていたので読んでみた。

この記事に挙げられた中で誰もが服用する機会があるのは風邪薬だろう。医療機関の処方以外にCMで見るような総合感冒薬を薬局で買って飲む人も少なくないはずだ。以前、当ブログでも書いたように、風邪薬の成分は解熱鎮痛剤・(鼻水止めの)抗ヒスタミン剤・カフェインという構成になっているものが多い。風邪薬の抗ヒスタミン剤は古いタイプのものが使われていて、眠気が強いし口も乾く。カフェインは抗ヒスタミン剤の眠気を防ぐのと頭痛症状に対応するためのものだが、カフェインが多い製剤ではカフェイン中毒をきたす恐れがある。風邪薬を常用する人はカフェイン依存ではないかと考えられる。風邪薬は根本的に風邪を治すわけではなく、対症療法なので、一番良いのは十分に栄養を摂って休養することである。仕事や学校を休むわけにはいかないので、熱があったり鼻水がひどかったりする時にはこうした薬を飲む必要性も出てくるが、連用せず、1、2日で止める方がベターである。

精神科の薬剤では、抗うつ剤と睡眠薬がやり玉に上がっていた。それぞれの問題点は当ブログでもずっと書いてきたので、普段お読みの方は十分に御存知かと思う。「こころの風邪」と言われるうつ病も、普通の風邪と同様に休養を十分に取り、自然回復を待つ、というのが基本である。ただし回復までにかかる期間は数カ月なので、焦らないことである。抗うつ剤の最大のライバルはプラセボ(偽薬)とはよく言われることである。なぜならば薬を服用しなくても自然に治るからである。抗うつ剤は症状や状況に応じて投与することになるが、副作用を十分に勘案する必要がある。睡眠薬はベンゾジアゼピン系と呼ばれる多くの薬剤では筋弛緩作用による特に高齢者での転倒の問題がある。睡眠薬全般における健忘や「夢遊病」の問題、依存の問題、常用していて中止した時の「リバウンド」の問題、アルコールとの併用による意識障害など多くの問題があるので、なるべく服用しない・少量にとどめるのが望ましい。

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