神経質礼賛 1128.昼休みの勉強会
週に1、2回、昼休みの終わり位の時刻に職員向けの勉強会がある。普段は疾患に関する知識や看護技術や介護実技などについての勉強会であり、職員が交代で発表している。時には外部講師を招くこともある。いつもは少々硬い内容が多いのだが、今回は院内栄養課の調理師の方の発表だった。試食付でおいしくいただいくことができた。参加者からの質問も数多く出て、普段の勉強会とは一味違って面白かった。こういう勉強会だったらアンコール希望がいくらでも出るだろう。調理師さんが外部の研修会で学んだメニュー「ぶりのオレンジ煮」に今回は春らしく菜花を付けあわせにしたということだった。魚は湯通しして臭みを抜き、氷で締めるとよいとのことである。ちょっとしたひと手間を加えることで同じ材料でも違った味になるものだ。配色を考えた付け合わせや盛り付け方も食欲を増進させて、食べる人のシアワセ度をアップする。まさに神経質の生かしどころである。
食材費が高騰している昨今、メニューを考える人は本当に大変だと思う。どこの病院や施設でも、栄養士さんや調理師さんたちは、限られた予算の中で、栄養が十分に摂れて、患者さんたちに喜んでもらうために頑張っておられる。そうした目に見えにくい、いわば裏方さんたちの努力が医療や介護を支えてくれていることに感謝したい。
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