神経質礼賛 1121.スキムミルク
昨日は冷たい雨の一日だった。静岡マラソンが行われていたが、走る人も見物する人も大変だっただろう。母が使っているスキムミルクが終わりそうなので、買いに出かける。私はスキムミルクというと、どうしても給食の脱脂粉乳というイメージが強くてちょっと引いてしまう。小学校3年までは牛乳ではなく脱脂粉乳だった。当時は粗悪品で味も良くなかったし臭いも強かった。アルミのお椀に入れられると縁が紫色に見えるのが気持ち悪くて、私は一気飲みしていた。なかなか飲めなくて飲み終わるまで教室内に残されていた子もいた。瓶の牛乳になっておいしくなった代わりに給食当番が大変になった記憶がある。瓶の牛乳を入れた木の箱は重かったのだ。
今では味も香りもずいぶん良くなった。スキムムルクは保存が利くし、カルシウムなどの栄養補給になるし、料理の材料としても使えるから、高齢者にとっては便利な商品である。災害時用の保存食として常備しておいても良さそうである。あまり売れないためか、意外とスーパーでは見かけない。以前から母が買いに行っていた生協へ行く。生協は元の実家からさらに奥へ行った所にある。私の自宅からは約3.5km、歩いて片道40分位だ。雨がだんだん強くなる中、とにかく歩く。遠いなあと思っても、一歩一歩歩いて行けばいつかは着く。神経質人間はやる前に手間や時間を考えて尻込みしがちだけれども、いざ動き出せば何とかなるのである。途中、隠れた桜の名所の公園に一本だけ早咲きの桜があって七分咲き位になっている。浅間神社の横を通ると紅梅・白梅を見かけて近くに寄って眺める。そして、いずれもカメラに収める。健康のための散歩は結構なことだが、目的本位の行動をしながら楽しんで一石二鳥にも三鳥にもするのが森田流である。
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