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2015年4月17日 (金)

神経質礼賛 1136.石楠花(しゃくなげ)

 毎週休日には旧実家へ行き、ゴミ屋敷処理作業を続けている。何とか今年度中には処分できる物は片付けたいと思っているが、まだまだ先は長い。思わずため息も出るけれども、少しずつ作業を積み重ねていけばいつかは終わることだろう。神経質の粘り強さの発揮どころである。帰り際に庭を見渡せば、木々たちが次々と花を咲かせていて目を愉しませてくれる。今は石楠花が満開である。これも父が植えたものだ。一枝切って持ち帰り、母の居宅の仏壇に供える。

 石楠花は元々、ヒマラヤの高地の植物なのだそうだ。「高嶺の花」の言葉もそこから出たのだという。古くは神に供える花であり、忌み木とされ、庭に植えられることはなかったようである。そのためか、花言葉も「威厳」「警戒」「危険」「荘厳」と美しい花に似合わないものとなっている。石楠花の葉にはロードトキシンなどの毒が含まれていて、誤って煎じて飲んで痙攣やショック状態を呈した症例が国内で報告されている。もちろん、触っただけでどうこうというレベルではないから、心配になって強迫的に何度も手を洗うような必要はない。

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コメント

花は毒があって油断できません。うちは猫がおりましてユリが大敵です。買うことはないのですが供養で届くことがあり、猫は知らずに寄っていきます。知らぬ間に葉をかじって吐いています。命に関わるので要注意です。
 ラジオで女優の角替和枝(つのがえかずえ)さんがうつ病体験を語っていました。
 ニューヨーク公演のとき、心臓を掴まれるような痛みを感じ、いろいろ検査した結果、精神科に行ってくださいと言われて、うつが見つかったそうです。
 治療にあたった先生が、「朝6時に床を離れ、夜10時には枕に頭をつけてください。その間は、絶対横にならないで。
この点だけは "頑張って" ください」とおっしゃったそうです。
 ご主人の柄本明さんも人が変わったように協力的で、角替えさんは復活できたそうです。
 森田療法に似てると感じましたのでお知らせしたくなりました

たらふく様

 コメントいただきありがとうございます。

 石楠花もさることながら、お墓や仏壇によく供える、いわゆる「香花」は花や実ばかりか葉にも根にも毒があります。家畜が誤食して中毒になることもあるようです。猫を飼っておられるとなると、神経を遣わないといけませんね。
 痛みを主症状とする「うつ病」もありますが、典型的なうつ病に比べると神経症的な色彩が強いのではないかと思います。エネルギーが枯渇した典型的なうつ病とは異なりますから、症状はあっても健康人らしく行動していくことで注意が外に向き、痛みが軽減したとも考えられます。

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