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2015年4月 3日 (金)

神経質礼賛 1132.早めの精神科受診で休職期間が延びる?

 日経メディカルオンラインの最近の記事に「早めの精神科受診でかえって休職期間が延びる?」と題する記事があった。某私立医大精神科教授の連載記事である。現状では、職務上の過重な負荷が原因で不眠や不安や抑うつ気分や焦燥感が生じて精神科を受診するケースが多い。産業医が「うつ病の疑い」とする紹介状を持たせて来ることもある。そうなると、抗うつ薬や睡眠薬を処方され、「適応障害」あるいは「うつ状態」の診断書を会社に提出して「休養しましょう」ということになりがちである。しかしながら、過重な負荷が原因であれば、本人の問題というよりも適正な職務配分をしていない職場に問題があるのであって、休養は根本的な解決にならないし、ましてや投薬という医療行為で解決できる問題ではない。何でもかんでも問題を精神科医療に持ち込むのは間違いである。この記事では、保健師さんが早期介入して休職を減らすことができた、という例を紹介して、職場の保健スタッフが積極的に環境調整を図ることを勧めている。

 しかし、その前に、職場の上司が部下の過重な負荷に気付いて、部下が潰れないように調整していくのが本筋であるはずだ。最近は成果主義があまりにも重視され、少ないスタッフで残業をせずに多くの仕事をさせる職場が増えている。もちろん残業しなければ仕事が片付かないからサービス残業をしたりデスクワークを家に持ち帰ったりして処理せざるを得ないのだ。世間で優良企業と目される企業も社員にとっては「ブラック」というところも少なくない。上司もまた無理なノルマを課せられていて、部下にまで気配りしている余裕がないのである。こうして人間を使い捨てていくような企業はいくら業績が上がり株価が上がったところで長続きするはずがない、と考えるのは私だけだろうか。

 おりしも4月、入社シーズンである。神経質な人は真面目に言われた仕事をこなしていく。適当に手を抜く、ということをあまりしない。そうなると、過重な負荷がかかってくる心配がある。周囲の状況をよく観察して、信頼できる先輩や上司を見つけて相談するのが、生き抜く上で大事である。とにかく孤立しないことだ。

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