神経質礼賛 1141.ベルトの穴
休日に穿くチノパンに使っていたベルトがくたびれてきたので、新しい物を買った。しっかりした造りの物を選んだのだが、ベルトの穴位置がよろしくない。ものすごいメタボ体型でなければ合わない位置に穴がある。見た所、バックル部分が狭く、そこを開けてベルトをはずして短縮するのができそうにない。となると、ベルトに穴を開けなければいけないなあ、と考える。
以前は電子回路のプリント基板を自作していたので、電動ドリルと種々の径のドリル刃を持っていたが、全部処分してしまった。となるとキリで穴を開けて小さなドライバーなどで少しずつ穴を大きくしていくことになる。失敗したら嫌だなあ、と思ってベルト穴を開ける工具を調べてみると、ペンチ型のものが1000円位で売られている。とはいえ、そのような本格的な穴あけ器を買っても、一生の間に何回使うか疑問である。100円ショップでベルト用の穴あけポンチが売られているという。これはハンマーで叩いて穴を開ける道具のようである。
そのポンチを求めて大きな100円ショップに行ってみた。工具のコーナーに穴あけポンチはなかった。せっかくなので店内を見て歩く。100円ショップでもベルトを売っているのには驚きである。以前買ったものと似たようなタイプのものがあって、手に取ってみる。ベルトの長さは調整可能と書いてある。よく見ると、バックルの長さは長いけれども、構造が似ている。ということは、以前買ったものも実はバックルを開いて皮部分をはずして短縮できるのかもしれない。そこで、このベルトを試しに買って家で短縮してみた。同じようなやり方で以前買ったベルトもバックルを開けることができて、長さを7cm詰めてちょうどよくなった。100円ショップで買ったものは一夏使ったらヘタってしまいそうだが、もったいないので、しばらく使ってみることにする。工具を買っても場所を取るのでこれでよかったのかなあ、と思う。当初の目的は果たせなかったけれども、臨機応変ということになるだろうか。
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