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2015年7月24日 (金)

神経質礼賛 1168.緊張・不安のドリンク剤

 近頃、TVで緊張・イライラ・不安に効くというドリンク剤のCMを見かけるようになった。アロパノール内服液(全薬工業)という商品である。一体、どんな成分なのかと興味があり、同社のホームページを見る。漢方薬や生薬を得意とする製薬会社らしく、この薬の正体は抑肝散という漢方薬だった。

 抑肝散は、元々、子供の「疳の虫・夜泣き」に使われていた。小児科の先生には、母親にも一緒に飲ませる、という方もいると聞いたことがある。私も時々処方する薬であり、適応症は神経症や不眠症である。最近は認知症患者さんの情緒安定に威力を発揮している。というのも抗精神病薬や睡眠剤のように転倒して骨折をきたす恐れがはるかに少ないからである。ツムラの添付文書によれば、抗不安作用・攻撃性抑制作用・睡眠障害改善作用があるといい、脳内グルタミン酸の過剰を抑えたり、抗うつ剤と同様にセロトニン1Aを増強したりする薬理作用があるのだそうだ。

 安全性が高い薬ではあるけれども、やはり副作用がある。発生率は低いものの重大な副作用として、他の漢方薬にもあるものだが、間質性肺炎、偽アルドステロン症、心不全、ミオパチー、肝障害の記載がある。連用する場合は医師や薬剤師に相談した方がよいだろう。ちなみに値段は内用液3本で1500円とのこと。11500円はちょっと高い。医療機関にかかって診察を受けた上で抑肝散を処方してもらった方が安全だしお得なようにも思う。

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