神経質礼賛 1233.三島梅花藻(みしまばいかも)
今日は午前が仕事で、午後は精神保健指定医会議に出なくてはならなかった。昼食後、1時間ほど時間がある。そこで得意のミニミニツアー。三島駅から南へ歩くこと15分。佐野美術館向かいの三島梅花藻の里へ行ってみた。三島梅花藻とは三島駅近くの楽寿園内の小浜池で発見された水草である。これは冷たい清流で育ち、五月から九月頃に小さな白い花を咲かせる。梅の花の形に似ていることからその名がある。しかし、富士山からの湧水が減り生活排水のために水質が悪化して、一時は三島市内から姿を消してしまった。清水町の柿田川にはまだ自然のものが残っていて、それを三島梅花藻の里に移植して生育させているのである。きれいな湧水に藻の緑が映えて清々しい。ここでは年中花が咲くとのことで、かわいらしい白い花を見ることができた。いずれはここで育てた三島梅花藻が市内のあちこちの川で見られるようになることだろう。もっとも、そうなるためには皆が気をつけなくてはいけない。ゴミやタバコのポイ捨てなど神経質の足りない行為はもってのほかである。
そのすぐ横には雅心苑というお菓子屋さんがある。イートインスペースもあって、コーヒー・紅茶・緑茶(税込150円)も注文できる。この店の人気商品「雅心だんご」(税込130円)を食べてみる。少し大きめのみたらし団子が二玉串刺しになっている。面白いことに中はこしあんである。一粒で二度おいしい、というわけだ。みたらし団子を食べようか、あん団子を食べようかと迷う必要もない。お土産には最近駅の売店に登場するようになった「みしまコロッケ饅頭」を買ってみる。三島のB級グルメ三島コロッケを模した外観ながら中は饅頭という不思議なお菓子だ。こういうおいしい創意工夫は大歓迎である。ちなみに駅売りは箱入り6個1000円だが、ここではバラ売り1個150円で買える。次々と客が来る。若い店員さんが一人でテキパキと対応していて気持ちがよかった。この応対も味のうちである。
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併せて清水町商工会のHPも見て、梅花藻がとても繊細な生物であることを知りました。水を汚して梅花藻を苦しめてはいけませんね。今夏行ってみようと計画している所に梅花藻が生息する清流があるようなので、ますます楽しみになってきました。
「雅心だんご」、美味しい!と直感しました。それは他所ではなかなか出会えないかも。
投稿: nonboo | 2016年2月 7日 (日) 18時42分
nonboo様
コメントいただきありがとうございます。
梅花藻さんも神経質な生物のようです。近年は三島の河川もきれいになってきたようですので、繁殖が期待できそうです。
三島の佐野美術館は小さいですが、刀剣や書など日本美術を得意とする美術館です。先日、NHKのBSプレミアム「美の壺」で日本刀の美がテーマとなった際には佐野美術館の館長さん(女性)も登場していました。静岡県東部にお立ち寄りの際にはコースに入れることをご検討下さい。
年甲斐もなく和洋菓子どちらも好きで困ります。店に入って食べたいお菓子ばかりで迷ってしまいました(笑)。
投稿: 四分休符 | 2016年2月 7日 (日) 20時43分