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2016年4月15日 (金)

神経質礼賛 1255.鏡の中の姿

 毎朝通勤途中に通りかかるお寺・華陽院の掲示板には、ここ1カ月ほど落語家の春風亭昇太さんのポスターが貼られていたが、今週になってまた標語風の掲示に変わっていた。

「鏡には 姿ばかりが うつるぞと 思う心の あさましきかな  伝聖翁」とある。

それもそうだ。表情や姿勢にはその人の内面が現れるものだ。床屋さんの大きな鏡に映った自分の姿を見てずいぶん老けたなあと思う。お金を払おうとしたら、店の人にシルバー割引料金だと思われてしまった。「まだちょっと早いですよ」と笑って通常料金を払う。これはいけない。着ているものが年寄くさいのもさることながら、表情や姿勢や動きがピリっとしていないからだ、と反省する。

 森田療法では「外相整いて内相自ずから熟す」(8687話、拙著p.100)と言う。健康人らしくすれば健康になれる、ということである。「若さ」も同様なところがある。きりっとした姿勢でなるべく大きな声を出すように心がけたい。森田療法に関わる方々は御歳を召しても元気に活動しておられる方が多いように思う。80代になっても森田療法学会の場で若手の研究者に対して「打ち込み的助言」をされていた鈴木知準先生(372話)の姿を思い出す。大いにあやかろう。

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