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2016年4月 8日 (金)

神経質礼賛 1253.幻の女性作曲家たち

 先日、大作曲家J.S.バッハの作品の一部を実は妻アンナ・マグダレーナが作曲していたというTV番組を見た。有名な無伴奏チェロ組曲も妻の作品だという衝撃的な説が紹介されていた。アンナは元ソプラノ歌手でバッハの後妻となり、多くの子供たちを産み育てながら、楽譜の浄書など夫の仕事を補助していたことはよく知られている。仮に彼女が作曲していたとしても、いわばバッハ工房作品、とでもいうようなもので決してバッハの価値が下がるわけでないけれども、事実ならば彼女の名も大いに顕彰されるべきである。

 他にも幻の女性作曲家がいたのかもしれない。モーツァルトの姉ナンネルも作曲していたが、男社会の中では彼女の才能を表に出せなかった、という話が映画になっている。実際に作品が最も多く残っているのは、シューマンの妻で名ピアニストだったクララ・シューマンかと思う。

 日本では女性作曲家として最も有名なのは、ピアノ曲「乙女の祈り」の作曲者テクラ・バジェフスカということになろうか。私はこの言いにくい名前をしょっちゅう忘れてしまう。ポーランドのピアニストで作曲家だったが、二十代で亡くなっていて他の曲は知られていない。面白いことに、「乙女の祈り」は日本以外ではあまり有名ではないらしい。ポーランドでも知られておらず、日本に留学した人が逆輸入してやっと母国で知られるようになったという話もある。この曲は私の住んでいる街では子供の頃からどういうわけかゴミ収集車のオルゴール音として使われていた。

 楽器の演奏者だと、楽器によっては手の大きさや肺活量が必要なために、やや女性に不利になるものもあるだろうけれども、作曲に関して言えば全く男女差はないはずである。以前、神経質な有名作曲家を何人か紹介してきたように、作曲は神経質が生かせる仕事だろうと思う。もっともっと女性作曲家の登場を願いたい。

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コメント

作曲家についていろいろ知っている訳ではないのですが・・そう言えば女性作曲家って聞きませんね。お陰さまで、「乙女の祈り」の作曲者名を初めて意識しましたし、女性であることをも初めて知りました。指揮者も、女性は少なくありませか。田中祐子さんだけは最近知りました。

「月光」に関して、先生は好きなピアニストはいますか。検索して、ルービンシュタインに行き当たっています。また、先生は機械にお強いのでお伺いしたいのですが、SA-CDプレイヤーと普通のプレーヤーに対応するCDを、普通ので聴くのは音質の点でもったいないのでしょうか。

桜もち屋の「長命寺」をご存知ですか。スカイツリーから浅草へ向かって歩いた時に寄って来ました。店の近くまで行くとすごく匂うのですよ。私は葉も食べちゃうのですが、ちょっとごそごそしたかな。でも、美味しかった!また、その店は正岡子規と縁があります。

nonboo様

 コメントいただきありがとうございます。

 最近は女性指揮者が活躍しています。何とか作曲家も増えてくれれば、と思っています。
 私はピアニストについては特に好みはありません。バッハ演奏に関してはグレン・グールドに衝撃を受けましたけれど。同じ曲でもピアニストによって個性があって、楽しめます。
 スーパーオーディオCDはまだ私は持っていません。DVD並みの情報量があるので、広い帯域とダイナミックレンジがあるとか、長時間録音もできるとかいった長所があるようですが、それなりの再生装置(優れたオーディオセット)がなければメリットを享受できないと聞きます。もし、SA-CDをお持ちであれば、とりあえず今のオーディオ装置で楽しまれて、そのうち専用の装置が安価に入手できたらその優れた特性を愉しまれたらよろしいのではないかと思います。
 長命寺は残念ながら行ったことがないんですよ。nonboo様も「桜葉を食べちゃう派」だったのですね(笑)。今、写真に出しているのは、ある日の病院食に出たミニ桜餅でして、道明寺系です。葉もおいしくいただいてしまったことは言うまでもありません。近頃旗色が悪い長命寺系桜餅もがんばってほしいものです。

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