神経質礼賛 1265.自動車税
例年、5月の連休明けくらいに自動車税納税通知書が送られてくる。昨年、車を買い替えて、排気量が小さくなったので、少し安くなっているかと思って封筒を開けてみる。すると、今回はわずか9000円になっていた。グリーン税制のため排気ガスが少ない車種は登録後初回に限って大幅減税になるということをすっかり忘れていた。うれしい誤算である。環境への影響が少ない車は税金を安くする、というのは良いことではある。反面、ガソリン車だと新車登録後13年以上、ディーゼル車では11年以上の場合は自動車税を割高にするというのは、自動車業界の意向を受けてなのか、まだ使える車でも新車に買い替えさせようという意図を感じてしまうし、使える車を廃車にしてしまうのは本当にエコなのか疑問でもある。
神経質の小心者ゆえ、いろいろな支払いの請求が来るとすぐに払わないと気持ちが悪い。朝、駅で降りて職員送迎の病院車が来るまでの間に駅前のコンビニに寄って支払う。アルバイトの男性店員さんが「自動車税はいつもこの時期なんですよね。よく払い忘れる人がいて、6月とか7月に持ってくる人がいて困るんですよ。そういう人は役所へいって怒られるといいんですよ」などと長々と話しかけてくる。神経質の場合、その心配は無用である。最近、新聞のビジネス本の広告欄に「三流は借金は悪と考える、二流は時には借金は必要と考えすぐに返す、一流はとことん限界まで借りなかなか返さない」とあるのが目についた。確かに借金も資産であり、上手に運用してさらに儲けることもできるわけで、一流の人は支払いはギリギリまで先延ばしにするということなのだろう。私にはとても真似はできない。三流の小者で結構だ。神経質には神経質の良さがある。
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