神経質礼賛 1268.勝手に「昇天」(windows10)
このところ職場で、パソコンが勝手にwindows10に更新されてしまったという話をよく聞くようになった。そんなことはないだろうに、と思っていた。職場で使っている私のパソコンにもしばしばwindows10への更新を促すポップアップが表示されていたが無視しているから大丈夫だと思っていた。ところが、先週の金曜日、パソコンを使っている最中に病棟から呼び出されて30分ほどして戻ってみたら、何と勝手に更新が始まっていた。中断して何かトラブルがあっては困るし、10に更新しようかどうかと考えているところだったから、そのまま更新されるのを待った。結局2時間以上パソコンが使えなくなってしまった。その後、わけもわからないまま設定を行う。ブラウザはIE(インターネットエクスプローラ)からエッジというソフトに変わっていた。従来のIEの「お気に入り」は移行できた。慣れるまで時間がかかりそうではあるが、windows8よりはマシな感じはする。
それにしても、いきなり勝手にアップグレードして10(テン)にしてしまう(これぞ「昇天」?)のは困る。急ぎの仕事をしている最中にそうなったら、仕事を中断せざるをえないわけでずいぶん強引なやり方である。ユーザー軽視もいいところであり、無償とはいえ、いきなりやられたら怒る人もいるだろう。調べてみると、更新予約のポップアップ(カウントダウン表示)が出た時すぐに×を押して消してしまわずに「あとで」を選択してその中のアップグレード予約取り消しを選択する必要があったらしい。気が付かずにそのままにして、自動昇天させられてしまった方も多いのではないだろうか。同じ日の夜、自宅のパソコンにも同様の更新カウントダウン表示が出たので、予約取り消しにしておいた。こちらは使い慣れたwindows7だし、パソコンの寿命もあと3、4年だろうからそれまでは維持したい。
windows10についてはバックドアの存在が指摘されている。Microsoft側からパソコンの内容を見ることができるようになっている。一説には犯罪捜査への利用のため当局からの圧力があったのでは、とも言われるが、真偽のほどはわからない。当然、そこを狙ったウイルスが作られる危険性がある。windows10は一種のスパイウエアであるから重要な個人情報や仕事上の機密情報はwindows10パソコンには入れない方がよいということもささやかれている。いやはや、大変な時代である。便利で多機能になればなるほど危険も増える。利用するにあたっては、そのリスクにも注意を払う必要がある。神経質スイッチをONにしておこう。
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