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2016年6月20日 (月)

神経質礼賛 1277.善玉菌が少ないとうつ病になる?

 6月18日付毎日新聞夕刊に「うつ病 腸内善玉菌少ない」という見出しで国立精神神経医療研究センターとヤクルトの共同研究結果が紹介されていた。腸内細菌は脳の機能に影響を与えるというような研究報告が最近増えているという。今回の研究は、うつ病患者43人と健康人57人のビフィズス菌やラクトバチルス菌といった腸内善玉菌数を比較分析したもので、便1g中ビフィズス菌数が34億個以下、ラクトバチルス菌が309万個以下だと、うつ病発症リスクがそれぞれ3倍、2.5倍になるという結論を出している。

ヤクルトが研究費を出しているところをみると、「ヤクルトを飲んでうつ病を予防しましょう」という結論が欲しいことは容易に想像できる。現段階では、腸内善玉菌が減少するとうつ病になる、と断定はできない。うつ病になった結果、腸内善玉菌が減少した、という可能性もあるからだ。うつ病になると食欲が低下して、1か月に3kgとか5kg体重減少をきたすのはザラである。十分に栄養が経口摂取できなくなって一種の飢餓状態に陥るわけで、そのために腸内善玉菌が減少することも考えられるからだ。本当にうつ病予防効果があるかどうかを調べるためには年数のかかるもっと大規模な疫学調査も必要になってくるだろう。

ともあれ、精神病と関係の深いセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンといった神経伝達物質はアミノ酸から作られる。その化学反応には多くの酵素やエネルギーも必要である。よくTV番組で喧伝されるように「○○が体によい」という単純なものではなく、古くから医食同源と言われているように、バランスよく栄養を取っていくことが病気を防ぐ上で重要なのだと思う。

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