神経質礼賛 1289.サルスベリ
夕方のNHKローカル番組で、1分ほどナレーションなしテロップとBGMのみで、季節らしい情景を流す短いコーナーがある。そこで街路樹のサルスベリが咲き始めた、ということを紹介していた。何となく見覚えがある道である。カメラが移動していくと北番町の静岡厚生病院前の道路だとわかった。はて、そんな木が植えられていたかな、と思うが、知りたがりの神経質ゆえ、実物を見に行ってみた。200mほどの間、小さな桃色の花が多数かたまって咲いている木が並んでいた。なかなか見事である。2、3本真っ白な花が咲いている木もあった。サルスベリは咲いている期間が長いことから百日紅(ヒャクジツコウ)の名がある。幹はスベスベしている。そのため、サルが登ろうとしても滑ってしまうのではないか、という想像からサルスベリの名がついた。しかし、実際にはサルはサルスベリを登れる、という話もある。
諺のように、木登り名人のサルだって時には失敗して木から落ちることもあるだろう。万事慎重居士の神経質人間も気が緩んで、神経質が足りなくて失敗することだってあるはずだ。常に戦の時には「勝って兜の緒を締めよ」と命じていた神経質人間の家康公にならって油断することなく神経質を生かしていきたいものである。
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この時期サルスベリを見つけると、
私も良く眺めています。
頭上の華やか桃色が存在感がある上に、
本当に夏の間中咲いている印象があります。
御陰さまで在宅介護していた父が、
この春新しく開設された区内の特養に入所できました。
母も79歳と高齢だったのでホッとしています。
(余計な話ですみません)
投稿: kazu | 2016年7月26日 (火) 01時50分
kazu様
コメントいただきありがとうございます。
サルスベリの花の一つ一つはとても小さいですが、かたまって咲くのでインパクトがありますね。長期間、目を愉しませてくれるのも魅力です。
お母様はお父様の介護のためとてもお疲れだったことと思います。これからも面会等のためお大変ではありましょうが、一息つけてよかったですね。kazu様の親孝行ぶりが行間ににじんでいるように感じられます。
投稿: 四分休符 | 2016年7月26日 (火) 21時15分