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2016年8月19日 (金)

神経質礼賛 1297.眩しくて暗い

 私が自宅で多くの時間を過ごしているのは、エアコンなし、1階の北向き三畳の洋間である。書斎と言えば聞こえがいいが、実態は物置部屋・ガラクタ部屋であって人にはとても見せられない。照明は、以前住んでいたマンションに入居した時に買った20年前のペンダント型インバータ蛍光灯をそのまま流用。40W32W丸型蛍光管は交換した記憶がない。座っている頭上にあるので、夏場は頭に熱が伝わってきてたまらない。それに大地震でもあれば、重い照明が頭を直撃することになる。そこで、思い切って照明を交換することにした。

 最近はLEDシーリングライトが手ごろな価格になってきた。調光・調色機能もあるけれども、三畳間には大げさだしリモコンが増えるのは嫌である。ホームセンターで天井の引っ掛けシーリングソケットに直接接続できる電球ソケットを買ってきて、LED電球を付けることにした。普通の形のLED電球ではいかにも裸電球という感じで寂しいし、光の広がりを求めて、ボール型のLED電球を購入して取り付けた。頭上がスッキリしていい感じである。従来の100W型電球相当の全光束1340lm(ルーメン)ながら、消費電力はわずか11Wであり、熱は感じない。重量も138g。大地震の時に落ちてきたとしても受傷リスクは少ないだろう。

 いいことずくめのようだが、一つだけ弱点がある。「眩しくて暗い」というLED電球特有の問題である。LEDは基本的にごく小さな点光源であり、そのままでは色のスペクトラムも狭い。ブレーキランプがLEDの車(特にプリウス)の後ろで信号待ちしていると、LEDの赤色が目に突き刺さるような感じを経験された方もいらっしゃるだろう。家庭用LED電球では多数の素子を直列・並列に組み合わせているから、それほど極端ではないし、初期のものに比べれば光の広がる角度もかなり広くなってきて「真下だけ明るい」ということは少なくなってきた。とはいえ、旧来の電球や蛍光管にはまだ及ばない。さらなる改良を期待しよう。

 「眩しくて暗い」は神経質の使い方に関しても言える注意のように思えてくる。神経質人間はどうかすると些細なことにとらわれて、注意がピンポイントに集まって全体に行き届かず「木を見て森を見ず」になりがちである。森田正馬先生が色紙に書かれている「四方八方に気を配るとき即ち心静穏なり」(217)の通り、神経質を自分の周囲にバランスよく向けていけば、仕事や勉強がはかどり、対人関係もうまくいき、悩みも忘れているものである。

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