神経質礼賛 1303.ブロッコリースプラウト
最近、妻がブロッコリースプラウトと称するものをよく買ってくるようになった。味はカイワレダイコンと同様、少しほろ苦く、カイワレよりもさらに細くて小さい。そのまま食べていると草食の小動物になった気分である。「またスプラウト先生(ハリー・ポッターに登場する薬草学の先生)ですか」、とつい言葉に出すと、「体にいいんだから」、という答えが返って来る。さては、またTVの健康番組を見たな。
ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンという成分には解毒作用、抗酸化作用があって、がん予防効果やアレルギー予防効果が宣伝されている。その成分をサプリメントとして食品メーカーが売り出しているものもある。とはいえ、スプラウトそのままでは摂取できるグラム数は微々たるものであるからそのありがたい成分もどれだけ摂れるか疑問である。本人がそれで満足なのはよいが、巻き添えになる家族としては有難迷惑である。どうせなら、オルニチンの効果を謳った美味しいシジミ汁でも作って欲しいところである。と思っていたら、今度は空芯菜(ヨウサイ)のスプラウトが登場した。ブロッコリースプラウトより少し太く長い。「苦みが少なくていいでしょ」と。当分、草食動物生活が続きそうである。
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