神経質礼賛 1311.FAX電話機
私は家のFAXはめったに使わない。メールで用が足りるからである。それに神経質ゆえ、職場でFAXを使う時にも1225話に書いたように、表裏間違えて送っていないか、ちゃんと送信できているか、目的とする相手の手に渡ったか、と大変心配になる。もっぱら家のFAXを多用しているのは妻である。野菜・肉・魚などの食材やら通販の商品をよくFAXで注文しているらしい。最近、注文に送った文書が先方では真っ黒になってしまったという。買ってから12年経っているから、さすがに寿命が来たか。2台の子機はアナログ式で情報セキュリティの点で問題があるし、充電器の接点の具合が悪くなっているので、この際買い替えることにした。
さて、家電量販店に行って、FAX電話機のコーナーを見ると、今まで使ってきたB社の製品はない。S社のものもあるが、ほとんどがP社(元N社)製である。ということは買い置きのインクリボンは捨てるしかない。機種が多くてどれにしたらよいのかわかりにくい。1回目は見るだけにして帰宅し、価格ドットコムのサイトを見て機能を比較しユーザーの意見を調べる。最新のモデルは機能が多すぎるので、価格が少し安くなっている3年前発売の機種を買うことにした。今度の機種は漢字表示である。電話帳データはP社のサイトからソフトをダウンロードして、パソコンを使って入力し、SDメモリで本体にデータを移せば良いので、さほど時間がかからず助かった。そして、迷惑セールス電話が多い0120で始まる番号(358話)はまとめて着信拒否して鳴らないので、夜に電話機が鳴ることが少なくなった。仮に迷惑電話だった場合、お断りボタンもある。番号からかかってきた相手名を読み上げる機能もある。これがさらに最新機種ともなると、振り込め詐欺防止のための多くの機能が加わり、実際に詐欺に使われた電話番号情報を取り寄せてそれを拒否するなどという機能まであるらしい。ただ、あまり機能が多くても使いこなせないので、ほどほどが一番のように思う。
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