神経質礼賛 1334.管理会社変更
9月の中頃、突然、「重要」と赤字で書かれた封書が送られてきた。子供用に借りている学生アパートの管理会社が変わったので、9月末までに家賃や管理費は新しい管理会社の口座に払い込むように、旧管理会社の火災保険は無効なので新たに指定の火災保険に加入するように、保証人の手続きを改めてするように、というものだった。子供にメールしてみると、特にそんな通知はないし、アパート内に掲示もないとのこと。神経質ゆえ、振り込め詐欺ではなかろうか、と疑った。
従来の管理会社に電話で問い合わせてみる。すると、詐欺ではなく本当だと確認できた。新しい管理会社を検索して調べてみると、創業わずか8年で急成長している。ということはオーナーに安い管理料を持ちかけて次々と契約を取っているのだろうと推測される。転売されたわけではなさそうで、アパートのオーナー名は個人名から有限会社の法人名に変わっていて、新しい管理会社が節税対策として入れ知恵したのだろう。
まだ入居してわずか半年なのに迷惑な話である。新しい管理会社に電話する。入居時に保証人は立てずに信用協会を利用したが、また手数料を払うのはバカバカしいので妻を保証人にすることにした。また、子供が加入している大学生協の学生総合共済に火災も保証されているので、それを主張して新たな火災保険には入らないことにした。いろいろ面倒だったが、出費は最低限に抑えることができた。また、入居時に払った火災保険料も前の管理会社から月割で返金されてきた。新しい管理会社としては、2カ月間は銀行振込、その後は口座引き落としで順調に入金されていてそれで満足したのか、3カ月経っても保証人の手続き書類を送ってこない。
ネットで調べると、マンションやアパートが転売されて管理会社が変わったりすることはよくあることらしい。その時に家賃アップといったことも起きやすい。また、管理会社変更を装った振り込め詐欺も実際にあるので、あわててお金を振り込まずに現在の管理会社や大家さんに確認してみることが重要だということだ。神経質に対応するに越したことはない。
« 神経質礼賛 1333.ベゲタミンの離脱症状 | トップページ | 神経質礼賛 1335.USBケーブル »
四分先生、向こうの勝手な都合で面倒な仕事が降って湧きましたが、不快な気分のまま、必要なことを最短距離で詰めてゆかれて、めでたしめでたしの結果でした
。神経質の有効利用のお手本でございます。
)
(本日某病院のエレベーターで四分先生が好意的にご紹介なさっていらしたI先生と一緒になり、無謀にも、「立派な先生でいらっしゃいます」とご挨拶しました。冷徹な西洋彫刻のようなお顔立ちですが、とても感じの良いお方でした
投稿: たらふく | 2016年12月12日 (月) 21時22分
たらふく様
コメントいただきありがとうございます。
仕事でもプライベートでも大小の厄介ごとが次々と降りかかって来るものですね。何とも仕方ありません。その時にはついカチンと来るのですが、どうせ片付けなくてはならないことです。「感情の法則」を思い起こして、いやな気分はそのまま放っておき、最善と思われる次の一手をひねり出して、とりあえず実行していく。そうこうしているうちに気分も変わってきますし、厄介ごとをクリアした時の快感は格別です。
投稿: 四分休符 | 2016年12月13日 (火) 23時19分