神経質礼賛 1335.USBケーブル
データのバックアップ用として新たに購入したポータブルHD(ハードディスク)の調子が悪い。USB3.0対応2TBのもので使い始めて間もないというのに、パソコン側から認識できなくなったりデータ転送途中で止まってしまったりでどうにもならない。よく見るとHDに差し込んだケーブルが緩くてグラグラしている。もし、HD本体の受け側に問題があるとしたらアウトだけれども、ケーブルの端子に問題があるのなら、ケーブルを交換するだけで解決するはずだ。試しに今までメインで使っていたHDのケーブルと交換してみるとグラつきはなく、問題なく使える。
家電量販店で探してみたが同じタイプのケーブルは見つからなかった。仕方なくアマゾンで調べてみると、同じUSBケーブルと言ってもこれだけ種類があったのかと驚く。以前はUSBケーブルと言えば、パソコンやUSBハブなどで多用されるAタイプ同士のケーブルか、プリンタやスキャナのUSB端子に繋ぐBタイプの2種類くらいのものだった。高速のUSB3.0になってもAタイプの形状は同じで、内側がブルーになって違いを示すだけである。ところが周辺機器の種類が増えるに従い、端子の種類が増えていった。デジタルカメラ用のミニUSBには5pinと8pinの2種類がある。据え置き型HDなどの機器に接続するBタイプのUSB2.0用と3.0用は全く形状が異なる。最近のポータブルHDなどの小型機器にはマイクロBがよく用いられている。これがまたUSB2.0用と3.0用では形状が異なり、3.0用は接続部分が薄く長いので、外からの力に弱そうである。さらに最近はUSB3.1という規格ができて、上下左右反対に挿入しても問題なく作動するCタイプもあるということだ。
種類を間違えて買ってしまったら全く使えず無駄になる。ここは神経質に確認する必要がある。通販だと現物を見ることができないので、写真を拡大してよく見てから注文した。また、50cm程度の短いケーブルだと機器を動かした時に力が端子に加わりやすいから、ゆとりを持って1mの長さのケーブルにした。届いたケーブルを使ってみるとポータブルHDは問題なく作動し、一件落着である。
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