神経質礼賛 1343.ヒートテック肌着に御用心
寒さが厳しくなってきた。朝はホームに止まっている始発電車に乗るので楽だが、仕事帰りに冷たい西風が吹き曝しのホームで電車を待っているのがつらい。天気予報の気温予測を見て、寒さが厳しそうな日はヒートテックタイツを穿いて凌ぐことにしている。これを続けて穿いていると、どうも下肢の皮膚がかさかさしてくる感じになるため連用は避けている。
ユニクロのヒートテックですっかりお馴染みになった保温肌着はこれからの季節に便利なアイテムだ。その一方で皮膚症状に悩まされる人も増えているという。日経メディカルの最新号(1月号)p.24-25に「乾燥肌やマラセチアの陰に保温肌着」というタイムリーな記事が掲載されていた。
保温肌着は皮膚表面から放出された湿気を繊維が吸収して水蒸気が水に変わる際に発生する熱により表皮を温めている。冬は空気が乾燥しているため皮脂欠乏性湿疹を生じやすい。特に中高年は要注意である。そしてマラセチアという真菌(カビ)による、ニキビのように見える毛包炎の原因にもなりうるのだそうだ。対策としては直接肌が保温肌着に接触しないように綿の肌着の上に着用するのがいいという。比較的温暖な私の地方ではそこまでしたら完全に着ぶくれになってしまうので、やはり連用はせずに冷え込みが厳しい日だけ限定で利用するのが現実的な対策のように思う。
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