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2017年1月 6日 (金)

神経質礼賛 1342.痛風対策には低脂肪牛乳

 一昨日、仕事から帰って夕食を食べている時に妻がNHKの「ガッテン」を見始めた。こういう健康番組は食事をしながら見るのには不向きな気がするが、妻は平気である。結論は低脂肪牛乳(あるいはヨーグルト)が尿酸値を下げ痛風の予防に効果があるということだ。何かの雑誌で読んだことがある話である。牛乳やヨーグルトに含まれるカゼインやラクトフェリンが腎臓からの痛風排泄に作用するのだそうで、アメリカでの大規模な疫学調査でも効果が認められているという。普通の牛乳でも効果はあるものの脂肪を多く摂ってしまうのが逆に尿酸値を上げる方に作用するため低脂肪の方がよいとのことだ。ということは無脂肪牛乳(235話)はもっとよいことになりそうである。この種の番組で○○が健康に良いということを言うと、急に売れ出してスーパーの棚から○○が姿を消すことがある。今回はどうだろうか。

 外来患者さんにも痛風の既往がある人、尿酸値を下げる薬を処方している人がいる。姿を思い浮かべると大体が身長は中位で体重80kgくらいの小太りの中年男性である。メタボリック症候群と痛風の関係も取り沙汰されている。インスリンが腎臓からの尿酸やナトリウムの排泄を抑制するので糖質を取り過ぎると尿酸値が上がりやすくなるのである。

 痛風の人には尿酸の元となるプリン体の多い食物を控えるようにという食事指導が行われる。ビールがすっかり有名になってしまったが、プリン体が多い食物というと煮干し、アジやイワシの干物、レバー、大豆などが代表選手である。妻の料理でよく出るのが、アジの干物に納豆、煮干しがそのまま入った味噌汁であるから、痛風促進食と言えるかもしれない。しかし、それぞれ貴重な栄養素に富んだ有用な食品であって、単純にプリン体の少ない食品だけ食べていれば健康になれるかと思ったら大間違いである。低脂肪牛乳ばかり飲んでいればいいというものでもない。ある病気の予防に良い食品が摂り過ぎると他の病気の誘因になることもある。神経質人間はつい「○○が体に良い、××が悪い」という話に乗りやすいが、こと食品に関してはやはり「善悪不離」であって、結局はバランスよく摂取することが大切なのである。

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