神経質礼賛 1352.「エア恵方巻き」のすすめ
今日は節分。デパートやスーパーには一斉に恵方巻きが並ぶ。有名な神社で祈祷済みとのシールを張られたものもある。巻寿司風に作られた和菓子や洋菓子も見かける。これは20年近く前に、コンビニのセブン・イレブンが「恵方巻き」の名称を付けて全国販売して急速に広まったものだ。大阪で節分の時に商売繁盛の縁起担ぎで「丸かぶり寿司」を食べた風習が元らしい。節分の晩に、その年の恵方を向いて願い事を念じながら太巻寿司を丸かじりすると、願いがかなうそうだ。
しかし、心配性の私はこの習慣が広まるのは危険だと思っている。お正月には餅を喉に詰まらせる誤嚥・窒息事故が多いのは皆様も御存知かと思う。そして、実は巻寿司の誤嚥・窒息事故も意外に多いのである。海苔が付いていることで、御飯単独の場合よりも誤嚥・窒息リスクがはるかに高くなる。特に高齢者の場合危険である。
それに、いろいろな具が詰まったせっかくの巻寿司を味わわずにあわてて詰め込むのはもったいない。願い事の儀式は、「エア恵方巻き」(真似事)で済ませて、巻寿司はゆっくりとおいしく食べることを提唱したい。
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