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2017年2月13日 (月)

神経質礼賛 1355.ヴァーチャル・セデーション

 先週、職員向けにちょっと変わった体験型の講習会があった。精神科薬の副作用の一つである過鎮静を体験してもらおうというものだ。装具により目の前にスマホがセットされて画面を見て、イアホンで音を聞く。上下左右に首を回すと景色もそれに合わせて流れるので、あたかも実際にその場にいるような感覚になる。5分間ほどのプログラムで、歩道を歩いていて向かってきた自転車が避けにくかったり、調剤薬局で薬をもらう際にも不便したりする状況を体験することができる。この仮想鎮静のシミュレーション・セットはある製薬会社さんが開発した資材であり、実によくできていると感心した。

実際に薬を飲んで体験というわけにはいかないけれども、風邪薬に鼻水止めとして入っているような古いタイプの抗ヒスタミン剤を飲んだ時の頭がボンヤリして何となく体がだるいような感じはどなたも経験されたことがあるはずだ。そのひどいのが過鎮静だと思っていただけるとわかりやすいだろう。この副作用を逆用して睡眠改善剤という名目で市販されている薬(ドリエルやネオデイなど)もあるが、飲みすぎると翌朝もボーとして仕事や勉強に支障をきたしそうである。

どんな薬にも多かれ少なかれ副作用はある。幻覚妄想状態や気分障害に対しては副作用に注意しながら薬を使っていかざるをえないけれども、神経症の不安や不眠の場合はできるだけ「無脳薬」に越したことはない。

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