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2017年2月 6日 (月)

神経質礼賛 1353.確認しようかどうしようか

 毎年2月第一土曜日の午後は指定医会議と称するものがあって、県内の精神保健指定医が集められて、県のお役人様の有難いお話を聞かなくてはならない。各病院に通知があり、参加者名をFAXで1週間前までに県に送る。勤務先の病院ではいつも私が一人で出ることになっている。例年通りFAXを送り、机の上にたまった書類を整理した時に通知の紙も処分してしまった。さて、会議前日になって、開始時刻は手帳にメモしてあるものの会場を書いてなかったのに気付き、もし場所が昨年と変わっていたらどうしようと心配になる。かれこれ20年ほどこの会議には参加していて、ここ数年は同じ県関係の施設の同じフロアで行われているが、以前、何度かはその近くの別の施設で行われたことがあった。もっと以前はそこからだいぶ離れた別の施設で行われていたこともある。確認しようかどうしようか迷う。県の担当科に電話して確認するか、はたまたその会議後に同じ会場で薬の宣伝がてら講演会を行っている製薬会社の担当者に電話して確認するか。もし、会場がいつもと違っていたら、絶対に気が付いているはず、いつもと同じ会場だから手帳にメモしなかったのだ、と自分を信じて確認しないことにした。当日、昨年と同じ会場へ行き、入口のホワイトボードに会議名が書かれているのを見て安心した。

 私には確認癖がある(829話、1012)。朝出勤する時に鍵を閉め忘れてはいないか気になることがある。定期券・サイフ・病院の鍵を忘れたら大変なので、ポケットを手探りで確認する。香典袋を出す時には万一お金が入っていなかったら大恥であるばかりか先方にも大迷惑をかけるのでこっそり確認している。ただし、確認しても1回だけに留め、時間がなければ心配になっても確認せずに次に進むようにしているから、実生活上問題はない。この程度ならば単なる確認癖で済み、ミスを減らせて悪くない。むしろ良いことである。しかし、安心を得るために2回目の確認をしたら必ず3回目の確認をしたくなって、確認回数は際限なく増えていく。本人もそれだけ何度も確認する意味はないとわかっていてもやめられなくなり、ついには日常生活にも支障をきたしてしまう。確認に悩んでいる人には、「意味がある確認は1回だけ」「気にはなっても次の行動」といつも話している。

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