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2017年3月31日 (金)

神経質礼賛 1370.忖度(そんたく)

 国会で忖度という言葉が飛び交っている。一般にはあまり使われないこの言葉の意味は、「他人の心中を推しはかること」である。有能なビジネスマン・サラリーマンたちは、上司や関係筋や上得意様の意向を汲み取って行動している。A首相夫人が関連していたという小学校の設立に関して公務員たちが首相夫人ひいてはA首相に恥をかかせることのないように忖度して便宜を図るのは何ら不思議ではない。私大新設などに関してもそういうことがあるようだ。普段は腰が重いのに、首相のオトモダチが関わる大学ともなれば官公庁も最優先で動いてくれる。日本では、まだまだコネがはびこっている。公務員は有力者に対して忖度するのではなく弱い立場の人に対して忖度してほしいものだ。

 忖度をし過ぎる、他人の思惑を過度に気にするのが対人恐怖の人である。自分はどう思われているだろうか、人が自分を変に思っているのではないか、などとあれこれ考えているとますます緊張が高まり震えたり赤面したりドキドキしたりするものである。そして、人前に出たり会食したりする場面を避けていると、さらに重症化して、ついにはひきこもりになってしまう。忖度することそのものが悪いのではない。頭を空転させて必要な行動をとらないのがいけないのである。理屈より行動である。森田正馬先生は患者さんたちに、尻軽く人が便利なように行動するようにと指導しておられた。神経症に悩む人には幼弱性(997)があることが少なくない。人の役に立つように行動していくようになれば自ずと注意が外へ向いて症状が軽減するとともに、神経質を生かして社会適応も良くなっていくものである。 

2017年3月27日 (月)

神経質礼賛 1369.赤

 買物に出かけたら、真っ赤な電車が駅に止まっているのを見かけた。とても目立つ。静岡鉄道の新型車両A3000(1248)の第2号である。パッションレッドの第2号は静岡の名産品のイチゴをモチーフにしているということだ。1年前に富士山をモチーフにしたクリアーブルーの第1号が運転開始。毎年1台ずつ追加されていくことになっていて、いずれ7色の電車が走る予定だという。次の色は何だろう、と楽しみである。

 赤は火や血をイメージしやすく、情熱的、積極的、闘争的な色だとされている。戦国時代に武田の軍勢で最も勇猛な軍団は赤備えと呼ばれる赤色の武具に身を包んで戦い、敵から恐れられた。武田氏滅亡後、その軍団を家康から任された井伊直政、そして家康に冷汗をかかせた真田信繁(幸村)もまた赤備えで軍を率いた。自分を発奮させるとともに、敵を威嚇する色だった。それに対して神経質人間の家康の甲冑は黒色だった。

 一昨年、高校の同窓会に出た際、幹事から同期のポロシャツを作ったから買ってくれと言われてお付き合いで買った。これが濃い赤だった。「え、真っ赤なの?」と私が言うと、「赤はスクールカラーだよ」と。うーん、初めて聞く話である。大学にはスクールカラーがあって、W大は臙脂(えんじ)で長年慣れ親しんできた。ちなみにH医大にもスクールカラーがあるのだろうかと調べてみると紺色ということだ。とにかく真っ赤では着るのにかなり勇気がいる。神経質な私が普段着ている服といえば目立たないグレーか紺である。やはりその後、そのポロシャツは着ることもなくクローゼットの中に積まれたまま眠っている。

2017年3月24日 (金)

神経質礼賛 1368.スマホ老眼

 どうもスマホは苦手である。画面が小さいから老眼の身にはキビシイし、キーボードを使わずタッチパネル画面をナデナデしたり叩いたりして文字を入力するのはハードルが高い。パソコンが使える環境では私は絶対にパソコンを使う。もっぱら外出先でメールをチェックしたり電車待ちの時間にニュースを読んだり天気予報を見たり簡易デジカメとして使っている。確かに便利ではあるけれども目がとても疲れる。一番厄介なのが家電量販店のレジでスマホ画面に会員のQRコード画面を出す時だ。あらかじめQRコード画面を出しておいてから入店するようにしている。これは何とか慣れた。しかし、サービスのポイントクーポンを出すとかややこしい話になると、もうアウトである。「画面をもう少し明るくしてください」などと言われると「!」である。店員さんにお願いするとニッコリ笑って操作してくれるが、内心「しょうもない爺さん」と思っているに違いない。どんどん使えば慣れるのだろうけれどもそれを拒否しているからいけないのである。

 駅のホームで10分くらいスマホ画面のニュース記事を読んでから遠景を見ようとすると目のピントが合いにくい。これは老眼ゆえである。最近では若い人のスマホ老眼が問題になっているそうである。肌身離さずスマホを持ち歩いて長時間あの小さな画面を目から近い場所で見ていると、目に多大な負担がかかり、早くから老眼になってしまうというのだ。20代や30代で老眼になってしまったら不便だろうと思う。精神科の立場からすると夜間のスマホ連用は睡眠障害の一因になりはしないかと心配でもある。若い人たちはスマホという便利道具で健康を害することがないように気をつけて欲しい。ましてや他人に危害を加えるおそれのある自転車スマホや階段での歩きスマホは神経質が足りない。論外である。

2017年3月20日 (月)

神経質礼賛 1367.大吊橋

 この連休はずっと日直当直が続き病院内にカンヅメである。その前に三島大吊橋(三島スカイウォーク)へ行ってみた。デイケアの利用者さんたちや外来患者さんたちは行ったことのある人が多いので、話のタネに一度は行ってみないと、というわけだ。一昨年の暮れに開業した観光施設であり、歩行者専用吊橋としては国内最長の400m。場所は三島市街地から国道1号線を箱根に向かって山を上がっていく途中にある。三島駅から箱根行きのバスは1時間に1-2本。往復だと三島市内1日乗り放題の「みしまるきっぷ」900円を買った方が安いので、駅前の東海バス窓口で購入する。みしまるきっぷを手にした中高年者たちでバスはほぼ満席である。中国人観光客も目につく。

 敷地内に入っても橋の全容は見えない。料金を払って入った人だけが見える仕掛けになっているのは、よく考えたものだと感心する。駿河湾から富士山まで見渡せる絶景がウリなのだが、あいにくこの日は富士山に雲がかかっていて見えなかった。通路の幅は1.6m。係員が「左側を歩いて下さい」と案内しているので、対向者とぶつかることもない。通路の中央部分は下が見えるようになっていて、絶対に落ちることはないとわかっていても下を見ているとかなりの高度差があるからそれなりに怖さが出てくる。橋全体が風や通行人の動きによってユラユラと揺れる。立ち止まって景色を見ていると揺れは気になる。あまり気持ちがいいものではない。やはり前方の遠くを見ながら淡々と歩いて行くのが一番良い。

 吊橋が怖くて渡れない、飛行機が怖くて乗れない、という高所恐怖症の人は時々いるけれども、それを主訴に精神科を受診する人にはお目にかかったことがない。ビル工事や高層ビルの窓拭きといった誰が見ても危険な場面でなければ、仕事で必要となればどうにかクリアできるものだし、そのうち慣れてくるからだ。恐怖症全体に言えることは、怖がっていて何もしなければ怖いままである。怖いまま仕方なしにそうした場面を経験していけば、いつしかさほど怖くなくなっているのである。

 森田先生の言葉を紹介しておこう。


 我々は、人生の丸木橋を渡るのに、足元を恐れないような無鉄砲の人間になるのが目的でなく、彼岸に至りさえすればよい。座禅や腹式呼吸で、心の動かない、すましこんだ人間になるのが目的ではなく、臨機応変、事に当たって、適応して行く人間になる事が大切である。(白揚社:森田正馬全集 第5巻 p.519

2017年3月17日 (金)

神経質礼賛 1366.木の芽(このめ)時

 この時期、外来患者さんで「何となく調子が悪いんです」と言う方がチラホラおられる。少しずつ日が長くなり、暖かい日も増え、新芽が出始め、花々が咲き始める木の芽時とも呼ばれるこの時期。これから春本番だというのに何となく気分が今一つサッパリしない、というのは季節性うつ病の人ばかりではない。

 要因はいろいろ考えられる。だんだん暖かくなるとはいえ、三寒四温と言われるように気温の変化や天候の変化が大きく、体の方がついていけないということがあるだろう。人間も動物の一種だから、冬モードからより活動的な春モードへと体内では種々のホルモンバランスの調整が必要な時期なのかもしれない。そして3月から4月にかけては卒業・進入学・就職シーズン、出会いと別れの季節でもある。桜の開花時期には春祭りも多い。自分には直接関係はなくても、ニュースや新聞記事、そして折り込みチラシもそれに関連したものが多くなり、何となく世の中全体がワサワサしてせわしない感じになる。そうなると、自分だけが取り残されているような気分に陥りやすい。

 こうした状態になってしまったらどうしたらいいのだろうか。とにかく焦らずにまずは足元を固めることである。あれもやらなくては、これもやらなくては、と欲張らずに、60点から70点狙いで最低限の行動にプラスαくらいでいいのだ、というつもりで行動していくのがよいだろう。本格的なうつでない限り休みっぱなしはよろしくない。上り坂ではゆっくりでよいから自転車をこぎ続けていれば少しずつ進んでいき、いつしか平坦な道や下り坂にさしかかる。こぐのをやめたら倒れてしまう。それと同じである。もやもや気分のままにボチボチやっていればよい。そのうち気分が晴れる時はやってくる。

2017年3月13日 (月)

神経質礼賛 1365.加害恐怖

 加害恐怖を主訴とする新患の人がみえた。多少の不潔恐怖や不完全恐怖もあるが、一番困っているのは加害恐怖であり、車を運転していて事故を起こしてしまったのではないか、歩いていて人に自分の体やバッグや傘が当たってしまったのではないか、と心配になって、交通事故のニュースを調べたり、いつまでも人にぶつかったのではないかと気になったりする、という症状である。きっかけは、かれこれ15年位前に狭い山道ですれ違った対向車が大きな音を立てたことだった。その車はそのまま行ってしまったのだが、本当は自分の車が当たっていて、当て逃げになってしまうのではないか、とひどく心配になって、以来、その種のことで人に危害を加えていないだろうか、とひどく気にするようになった。そもそも人に危害を加えたのではないかと心配し過ぎる人が他人に危害を加えることはないのであるのだが。スピリチュアルな方面にも相談したが効果がなく、初めて医療機関にかかってみた、とのことだった。

 こういう人は時々いる。以前にもたまたま運転中に衝撃を感じ、人を轢いてしまったのではないかと心配になって、何度もその場に戻ってみたり交通事故のニュースを調べたりしているうちに、ついには仕事にも行けなくなって、入院森田療法で良くなったという人がいた。

 今回の方の場合はそれほど重症ではなく、日常生活はできているし、薬の治療は希望しないとのことだったので、症状のしくみについて説明し、確認したいと思っても気にはなりながらも前へ進んでいくこと、家族に確認してもらい安心しようとする「巻き込み」をするとますます重症化するので自分一人でこらえること、といった話をした。この方も、自分が心配する分野だけは非常にこだわりが強いが、そうでない分野は意外とズボラとのことであり、神経質をまんべんなく発揮していくようにと話しておいた。森田正馬先生は次のように言っておられる。


 
「捉はれ」とは、物事の或る一方面のみに注意するため、其全般を観ることが出来ず、之に対する適切なる処置を採ることの出来ない事をいふのである。下を見て歩けといはれて、クヾリで額を打ち、上を見なければいけないと思って、物に躓くやうなものである。(白揚社:森田正馬全集 第7巻 p.400


 
 加害恐怖や不潔恐怖のような強迫症状の場合、単に症状をよくすることだけを考えて、行動療法のようなことをやって仮にそれがなくなったとしても、今度は別の症状が出てくる、というモグラ叩きになりかねない。それよりも神経質を日常生活のあらゆる方面に生かして行動していくことが、結果的には「気が付いたら良くなっている」おまけに「仕事や家事や勉強がはかどり、人との関係も良くなる」という形になるものである。

2017年3月10日 (金)

神経質礼賛 1364.ポケットティッシュ

 天気予報でスギ花粉の飛散が「非常に多い」という日が増えてきた。内服薬・点眼薬・点鼻薬・マスクで防御していても、クシャミ連発が起きて、ティッシュペーパーを大量に消費してしまうこともある。ポケットだけでなくバッグの中には予備のポケットティッシュを用意して不測の事態に備えている。

 近頃ではポケットティッシュをくれる銀行や郵便局は少なくなった。マイナス金利の御時勢だから預金の金利も限りなくゼロに近いし景品もゼロである。一方、相変わらず駅前ではポケットティッシュが配られている。朝は公共的なものが多く、夕方は英会話教室やスポーツジムの宣伝のものが多い。こうした無料のティッシュを受け取るのは品格のない人間だという偉い先生もいるけれど、私はタイミングが合えば受け取る方である。ただし、歩きが早いので、タイミングが合わず、実際に受け取れることはそう多くはない。無料とは言っても宣伝なり啓発メッセージなりを読むという手間と引き換えなのだから、何ら恥じることはないのではないか。それに、それを配るアルバイトの人やボランティアの人としては、受け取ってもらえば助かるはずだ。もっとも、わざわざもらいに行くとか、たくさんもらおうとするのは品格を疑われるだろうけれども。

 外出時には活躍するポケットティッシュだが、家の中では箱ティッシュの方が使い勝手がいいので、出番がない。ついポケットに入れっぱなしにして洗濯してしまうと全部の洗濯物に細かい紙のカスが付着するという大惨事が発生する。ティッシュを使うことが多いこの時期、洗濯の前に一度はポケットの中にティッシュがはいっていないかどうかを確認するに越したことはない。ただし、強迫行為にならぬよう、2回以上の確認はしないことである。

2017年3月 6日 (月)

神経質礼賛 1363.厄除団子

 年に2、3回くらいだろうか。仕事帰りに駅前デパートの地下食品売場を通って歩いていると、厄除団子の出張販売に遭遇することがある。それを見ると、いつも買ってしまうのである。団子と言ってもちょっと変わった形。長方形の餅に餡子が乗っていて、串が5本付いている。餅には切り込みが入っているので切り離して少しずつ食べることができる。5つに分けられるのは、頭、首、胴、手、脚を意味するのだそうである。五体の厄を払うということなのだろう。ともあれ小さな子供にも食べやすくてよい。豪快にまとめて一口で食べる人もいるかもしれないが、私は神経質らしくチマチマ1本ずつ分けて食べていくのが常である。参拝せずにデパ地下で買ったのでは厄除効果は怪しいが、これを食べるとちょっぴりシアワセ気分になれる。

 本来、この厄除団子を売っているのは袋井市にある法多山尊永寺の参道である。尊永寺は厄除観音が有名であり、正月には初詣客で賑わう。浜松に住んでいた頃は私も何度か行ったことがある。参道にはいくつもの団子屋さんがあり、参拝帰りに立ち寄ってお茶を飲みながら食べる人が多く、お土産としても販売されている。6カサ600円(税込)とお値段も手頃だ。百五十年余の歴史があるこの団子、月1回のお寺の功徳日には限定の袋井茶を練りこんだ茶だんご、桜の季節にはさくらだんごもあるのだそうだ。また、11月には全国だんご祭りというイベントも行っていて、こういうおいしく楽しい工夫は大いに結構である。

2017年3月 3日 (金)

神経質礼賛 1362.先送り

 以前から放置していて気になっていたことがある。とはいっても大したことではないし期限もないからそのまま放置していたのである。もう何年も前、子供が高校の修学旅行に行く際に学校側から海外で使えるデビットカードを作るように言われて、その際にインターネットバンクの口座を作った。その後、全く使わないまま私と子供のデビットカードはとうに期限切れになり、口座はそのままになっている。安全のため何度かパスワードを変更した挙句、最後のパスワードが何だったか、記憶が定かでない。銀行側からはセキュリティ対策の通知とかインターネット支店の店番号が変更になった通知とかが時々郵送されてくる。それらの通知も廃棄するわけにいかず溜まってしまっている。大金が入っているならすぐに処理するところ、残高は三千円位であるから、ますます億劫でヤル気がせず、恥ずかしながら何年も先送りし続けてしまったのだ。

 さすがに、これではいけないと思い、口座を解約しようと銀行に電話する。オペレータが出るまで3分ほど待たされる。すると、ネット口座窓口にかけ直すように言われ電話番号を告げられたので、その番号にかけ直す。自動音声対応で要件に応じた番号と#を押し、またまたオペレータが出るまで待つ。休眠口座になっているので解約したい旨を告げると、本人確認の後、解約書類を郵送する、とのことだった。これで、後は送られた書類に記載して送るだけである。やれやれ。さっさとやっておけばよかったと反省する。

 歳を重ねるごとに、こうした先送り事項は溜まりがちである。「いつでもできるのだから、そのうちやればいいさ」と思っているとますます億劫になってくるものである。特に神経質人間は頭の中で手間を計算してしまい嫌だなあ、ということで先送りするキライがある。気が付いたら行動。神経質を生かすには、とにかく手を出していくことだ。時間がある時に一つでも先送りにしていた問題を解決するとスッキリして気持ちが良い。

2017年3月 1日 (水)

神経質礼賛 1361.睡眠薬ベルソムラは糖尿病治療・予防薬?

 先週の2月22日水曜日、例によって健康番組好きの妻がNHKの「ガッテン」を見ていた。「最新報告!血糖値を下げるデルタパワーの謎」というテーマだった。夕食を食べながらで、私はそれほど熱心に見ていたわけではないが、「糖尿病の予防や治療に効果のある身近な薬○○」という触れ込みがあって、そこで画面を見たら出てきた薬は睡眠薬のベルソムラだった。薬剤シートの商品名がハッキリ見えた。睡眠薬についての解説があってこの薬は従来の睡眠薬と異なり「副作用の心配がない」旨のコメントがあり、「睡眠薬で糖尿病が治療できる」というテロップまで流れたのには驚いた。

 番組の主旨は、脳波でデルタ波(1-4Hzの徐波)が出るような深い睡眠が増えると血糖値を下げるインスリンの分泌が増えるので熟睡することは糖尿病の治療や予防に良い、ということのようだが、番組をそのまま鵜呑みにすると、じゃあ、糖尿病の予防にはベルソムラを飲めばいいのか、糖尿病の人は全員ベルソムラを飲めば良くなるのか、ということになってしまう。特に神経質な人だと、熟睡できないと糖尿病になるのではないかと考えて不安になる人も出るかもしれない。「ガッテン」できない内容である。これを見た視聴者からさっそくクレームがあったようで、NHKではホームページ上にお詫びを表明し、本日夜放送予定の「ガッテン」でも謝罪するとのことである。

 ベルソムラは当ブログ1075話で紹介した通り、新しい作用機序の睡眠薬であるが、全く副作用がないわけではないし、他の薬との相互作用がいろいろあって、例えば抗生剤のクラリシッド(クラリス)は併用禁忌になっている。それに、熟睡さえすれば糖尿病が治療できるとか予防ができるという単純なものでもない。やはり食事に気をつけ、生活習慣を改善していくことが治療や予防の第一歩なのである。それでも血糖値が高ければ専門医の指導を受け、必要ならば薬物療法を受ければよい。この番組を見て、熟睡しないと糖尿病になると心配することはない。

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